「両親のため」「子どものため」…家族の身を案じて貯蓄しているそのお金。名義は誰になっていますか? 親族をはじめとした「自分以外の名義」の口座にお金を預けていると「名義預金」とみなされ、税務調査の対象になってしまうことをご存じでしょうか。

「税務調査乗り切ればいいや」安易な考えが地獄を生む

つまり、今の時点では良いか悪いかはっきりしないのであれば、当面自分にとって有利な処理をしたがるのが人間の心理です。

 

そしてその結果、数年先の税務調査により、申告漏れ等を指摘され、税金の追徴を受け、大きなショックを受けることになるわけです。

 

しかも、税金を追徴されれば、当初に支払うべきであった税金そのもの、つまり本税以外に過少申告加算税や延滞税といったいわゆる付帯税も加算されることになるので、当初からきちんと適正申告をしていた場合の税額よりも付帯税の分だけ多くなってしまいます。

 

そのような事態を避けたいのであれば、やはり、「税務調査で指摘を受けなければよいだろう」と安易に考えるのではなく、グレーゾーンについても気を引き締めて慎重な税務処理を心がけることが大事になるでしょう。

 

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相続財産を守りたければ 不要な土地は片付けなさい

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小池 誠一郎

幻冬舎メディアコンサルティング

大増税時代を目前に控え、地主の頭を悩ませる相続の問題。特に深刻なのが、かつて都市近郊で農業を営んでいて広大な土地を有している地主の方です。 先祖代々農業を営んできた地主の方は、土地を手放すことへの後ろめたさがあ…

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