クリニックからの帰宅後、続けて両親の介護を…
この時期、私のなかではいちばん大変なときだったと記憶しています。
母の状態がよくなかったので、人が常に入れ替わりで見ていないといけない状況だったのです。
日中は医師の仕事をしていたので、ヘルパーさんと訪問看護師に交互に来てもらい、長年実家に来ていたお手伝いさんもいたため、交代で様子を見て食事の世話などをしてもらっていました。
仕事が忙しく帰ってくるのが、毎日夜の8時を過ぎていました。帰ってからも両親の介護があるため、目薬を入れてあげたり、おむつを替えたりと細かな用事はたくさんあります。また、夜中にトイレに起きてくる母が押し車を押して廊下を歩くのですが、暗い廊下で押し車を引っかけて転んでしまうこともありました。隣の部屋で寝ていた私は、その物音で起きて様子を見にいき、トイレと最後ベッドに戻るまで付き添っていました。
寝られていたのかとよく聞かれますが、よく寝られていたほうだと思います。疲れ切っていたため、なにも考えずに目をつむればすぐに眠っていました。ただ、たびたびそうして夜中に起きて、また寝てという繰り返しがあったのは事実です。
また、母は自分で食事ができない時期でもあったので、私が点滴をしていました。もともと実家に帰る前から、私が母の在宅主治医だったこともあり、訪問看護師にこういうふうにしてくれという指示はすべて私が出していました。
実家に戻ったあとは、脱水気味だなと感じたら夜な夜な点滴をしたりということもしていたのです。
このあたりは、医師でないとできないことではあると思います。夜中に転んで見にいくようなことはできても、脱水気味であることを見抜くのは、一般の方には非常に難しいと思います。この場合は、在宅担当医に連絡をしなければなりませんが、先述したように、一刻を争うことにもなりかねないので、医師に気を使うことではないと私は思っています。
私もおそらく自分が担当医でなければ、夜中でも連絡をしていたでしょう。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!