親が生きているうちに子供のほうから積極的に相続の話はしにくいものです。しかし、親の財産をしっかり把握しておかないと大変なことになることがあります。この記事では税理士の大久保英吾氏が財産の把握が甘く、トラブルになってしまった事例について解説します。

家族間で情報を共有できれば防げる問題

資産にまつわるドラマや背景、資産をとりまく状況や問題点などは、親が亡くなってしまうと後から聞くことはできません。「どういう経緯で手に入れたのか」「どうして大事にしているのか」「将来的にどうしようと思っているのか」などを親に聞き出しておくべきです。

 

生前に資産を取り巻く状況を家族で共有できていれば、その土地を売ったり買ったり、建物を建てたりといった資産の組み換えも検討できますし、相続の時に売却するならどの土地が一番良いかも検討しておくことができます。

 

子の方でも、何か希望があるのなら、相続発生前に、さらには生前対策を始める前に、相談するのが良いでしょう。

 

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大久保 栄吾

幻冬舎メディアコンサルティング

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