1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は米国での追加経済対策期待などを背景に上昇しました。米国株式市場は決算発表が総じて良好な結果となったことや追加経済対策への期待に加えて、ヘッジファンドの換金売り懸念が和らいだことなどから堅調な動きとなりました。NYダウは31,000ドル台を回復し、週間では3.89%上昇しました。日本株式市場は、企業決算に良好なものが多く、結果を好感して上昇する銘柄が相次いだことや、米国株の持ち直しや円安進行も追い風になり、日経平均株価は28,000円台を回復しました。週間では日経平均株価は4.03%上昇しました。欧州株式市場は、米国における追加景気対策による世界的な経済回復への期待に加えて、新型コロナワクチンの接種効果などが期待され、DAX指数は4.64%、FTSE100指数は1.28%上昇しました。中国株式市場は、米国での追加経済対策期待や中国人民銀行による資金供給などを好感して、上海総合指数は0.38%、香港ハンセン指数は3.55%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、主要株式市場が上昇したことなどを好感して2.42%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、1月の雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回りましたが、追加経済対策への期待が強く、週間では10年債金利は0.080%上昇しました。ドイツ、英国の長期金利も上昇しました。
<為替>
円相場は対米ドルでは、米国で追加経済対策の実現に向け進展が見られたことや米10年債利回りの上昇などを受けて、0.74%の円安となりました。対ユーロでは0.29%の円高となりました。
<商品>
原油価格は米追加経済対策期待や、「OPECプラス」による協調減産などを背景に週間では8.91%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年2月1日~2月5日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年2月8日)
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