投資行動の盲点「リスク選好・リスク許容度」の根本的な違い
投資するにあたって意識すべき重要なポイントに、その人自身の「リスク許容度」があります。投資家自身、はしばしば「リスク選好」と混同しがちですが、その認識の誤りに危険な落とし穴があります。資産運用会社のアライアンス・バーンスタイン株式会社で運用戦略を行う後藤順一郎氏が解説します。
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ロボ・アドでは、リスク許容度が把握しきれないワケ
リスク許容度の把握は、一定のロジックに従えばできますので、既にロボ・アドバイザー等では最適資産配分を提案する前に実施しています。
このように話すと、ロボ・アドバイザーの普及により営業担当者が不要になるのではないか、との懸念を持つ方もいますが、私はそうは思いません。なぜなら、リスク許容度を把握するための情報は秘匿性が高く、オンラインで入力することにためらいを感じる人も多いからです。
もちろん、人間だったら誰でもよいわけではなく、顧客に信頼されているアドバイザーであるからこそ、そのような情報を共有され、最適な提案ができるようになるのだと思います。ロボット化が進むいまの世界においても、顧客本位のサービスができるのはやはり人なのではないでしょうか。
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アライアンス・バーンスタイン株式会社
運用戦略部マネジング・ディレクター 兼 AB未来総研所長
慶應義塾大学理工学部 非常勤講師
2006年4月に入社。現在、マルチアセット戦略のプロダクト担当。また、DC・NISAビジネスの推進及びAB未来総研にて顧客向けソリューション/リサーチ業務も兼務。
入社以前はみずほ総合研究所株式会社(みずほフィナンシャルグループから出向)に勤務、主として企業年金向けの資産運用/年金制度設計コンサルティングに従事。
共著書に「年金基金の資産運用-最新の手法と課題のガイドブック-」(2004年、東洋経済新報社)、「企業年金の資産運用ハンドブック」(2000年、日本法令)、「The Recent Trend of Hedge Fund Strategies」(2010年、Nova Science Pub Inc, 2010)。
論文に「ヘッジファンドのスタイル分析-ファンドオブヘッジファンズの超過収益獲得能力の推計-」(2007年、日本ファイナンス学会第15回大会)、「これだけは押さえておきたい資産形成のポイント」(2011年、投資信託事情)、「行動ファイナンスから見た“マーケットとの付き合い方”」(2012年、投資信託事情)、「基礎から分かるターゲット・イヤー・ファンド」(2014-2015年、ファンド情報)など。
1997年に慶應義塾大学理工学部管理工学科にて学士号、2006年に一橋大学大学院国際企業戦略研究科にて経営学修士号(MBA)取得。
日本アクチュアリー会準会員、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)、1級DCプランナー、慶應義塾大学理工学部非常勤講師
著者登壇セミナー:https://kamehameha.jp/speakerslist?speakersid=7
著者プロフィール詳細
連載記事一覧
連載人生100年時代を生き抜くための「ライフサイクル投資」実践講座
※本記事は「ニッキン投信情報」に掲載されたコラムを転載・再編集したものです。