「アクティブファンド特集」を見る
あたかも逃げ水のように…「余命」が先送りされるワケ
80歳の男性の平均余命は9.2年、女性ならば12.0年と上述しましたが、では、80歳だった男女が5年後85歳になったときの残された期間は、男性が9.2-5年=4.2年、女性が12.0-5年=7.0年になるのでしょうか?
答えはNoです。85歳時点の男女の平均余命は、それぞれ6.5年と8.5年となり、80歳の時に想定していた人生よりも長くなっています。つまり、人が長生きすればするほど、そこから先の人生も逃げ水のようにどんどん長くなってしまうのです。
したがって80歳の時点で老後は短いと考え、何も対策を講じないのは、「長生きリスク」の観点からは危険と言えるでしょう。
シニア世代の最適な資産配分
では、具体的にどのような資産運用戦略が最適なのでしょうか?
私たちは「インフレ・リスク」と「長生きリスク」を考慮すれば、80歳であっても株式に35%くらい配分するのが適切だと考えています(残りは債券)。特にインフレとの連動性を考慮するならば、株式の代わりに一部をリートに投資したり、債券の中で物価連動国債などに投資することも有効な選択肢だと思います。
資産運用の基本はインフレに勝つことですが、シニア世代の運用ではまさにそれが求められているのです。
資産を「守る」「増やす」「次世代に引き継ぐ」
ために必要な「学び」をご提供 >>カメハメハ倶楽部
アライアンス・バーンスタイン
後藤順一郎
カメハメハ倶楽部セミナー・イベント
【3/27開催】遺言はどう書く?どう読む?
弁護士が解説する「遺言」セミナー<実務編>
【3/27開催】いま「日本の不動産」が世界から注目される理由
~海外投資家は何に価値を見出すのか
【3/27開催】「マイクロ法人」超活用術
~法人だからできる節税とは~
【3/28開催】「相続手続き」完全マスター講座
~相続人調査、財産調査、遺産分割協議~
【3/30開催】次世代のオルタナティブ投資
「プライベートクレジット投資」とは
【関連記事】
税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】