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連載嫁姑奮戦記【第12回】

煙草を吸っていた義母…嫁の「危ないからね」に、衝撃の一言

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煙草を吸っていた義母…嫁の「危ないからね」に、衝撃の一言

入院中に大腿骨を骨折した姑。手術は成功した一方で、介護の負担が減ることはなかった。※幻冬舎ゴールドライフオンラインの人気エッセイ『嫁姑奮戦記』を連載でお届けします。

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「生きてるの嫌になった。どこぞ行って死ぬ」

姑はとうとう煙草を吸い出した。商売以外何も興味も趣味もないし、唯一好きな買物も出来ない昨今、さぞかし空しく退屈な毎日だろうと思う。

 

そのうえ、コーヒーやお茶も嗜まない。煙草代わりにとお菓子を出しても物足らない様子だった。隠れて吸われては危ないので、灰皿の前で吸ってねと言うと、「うち、もうどこぞ行って死ぬわ」と言う。「吸ってもいいって言ってるのに何で?」と言うと、「うちもうこんなして生きてるの嫌になった。どこぞ行って死ぬ」と再び言う。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「そんなこと言わんといてよ。今までなんのため頑張ってきたの。そんな死にたいような辛い目に遭わせた?」

 

姑にとって自分の思うようにならない生活は、死ぬほど辛いのだろう。気持ちは分かるが、今の状態ではとても無理だ。

 

物忘れ理解力の低下は更にひどくなってきている。テレビも見てはいるが、ほとんど理解していない。

 

毎日財布か何かを捜し物をしている。日課のようなものだ。おかげでタンスも押し入れもひっくり返っている。

 

私は汚れ物を捜すだけだ。以前のようにうるさく言わない。無理なのだ。一緒にテレビを見ながらお喋りをしたり、おやつを食べ、食事をする。

 

そんな中、こんなエピソードもある。

昭和14年旧満州国新京(現、中華人民共和国吉林省長春市)生まれ。
昭和21年引き揚げ、父の郷里宮崎に住む。
昭和36年宮崎大学教育学部卒。大阪に就職、昭和43年結婚。
介護ヘルパー、地域ネットワーク委員、ボランティア活動などを行うかたわら、通信教育で文章や植物画などを学ぶ。平成29年10月からエッセイ講座を受講。

著者紹介

連載嫁姑奮戦記

嫁姑奮戦記

嫁姑奮戦記

大野 公子

幻冬舎メディアコンサルティング

入院早々骨折、幻覚幻聴、物忘れ……病院を騒がせる姑と嫁のやり場のない戦い。 介護する側、される側、双方には今日に至るまでの歴史がある。 血縁だけでは語れない愛がそこにはあった。 嫁が綴った過去の日記をもとに、「…

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