オプティマルダイエットが最適な健康状態を叶える理由
①オプティマルダイエットは、自分の健康レベルの把握から始まる
メディカルダイエットの大きな強みは、健康状態を十分評価できるという点です。私たちの提唱しているオプティマルダイエットでは、最初に以下の検査を行い、自分の身体を把握します。
・血液検査
・体組成計測
・内臓脂肪測定
・腸内フローラ検査
血液には身体のさまざまな情報が含まれています。血液検査というと、健康診断をイメージすると思いますが、血液検査で分かるのは病気や健康状態だけではありません。私たちのクリニックの場合だと、80項目以上の採血データを栄養学的に分析し、栄養素の過不足の評価も行い、個人に合わせた総合的なメディカルダイエットの指針づくりに役立てます。
また、体組成計測では、6項目の分析結果を総合点数評価し、現在の身体の肥満状態を把握します。体脂肪はもちろん、筋肉量、骨格筋量など非常に詳細な身体の組成を知ることができます。
内臓脂肪計は、メタボリックシンドロームの有無の判断に用いますが、内臓脂肪の量によって、どのような治療がその人に適しているかの判断材料にもなります。
ほかにも、腸内環境の良し悪しがダイエットにも大きく関わることがあるため、希望される方には腸内フローラ検査も実施しています。
こうした検査によって、人によって異なる身体の状況に合わせて、総合的なメディカルダイエットの計画を医師と一緒に立てていくのです。
自己流ではもちろんのこと、ジムやエステではここまで「体内の状態」を事前に調べることはありません。しかし本来、健康な身体づくりのためには詳細に自分の身体を知る必要があるのです。
②オプティマルダイエットは、最適な健康状態を最終ゴールにしている
私たちの提唱するオプティマルダイエットのゴールは、「痩せる」ことではありません。私たちがダイエットを通じて皆さんに目指してほしいのは、オプティマルヘルスの状態、すなわち「ダイエットをわざわざする必要がない、健全な状態」であり、それを維持して生活を送ってもらえることが、目指すべきゴールだと考えています。
健康レベルが低く、限りなく病気に近い状態で、中身が伴わない見かけだけの成果を手に入れたとしても、それは真の成功とはいえないからです。
あなたは歩くときにどこに目を向けて歩きますか?
歩くときには、転ばないように足元をチェックすることも大切なことでしょう。ですが、うつむいて足元ばかりを見過ぎてしまうと、いつの間にか、進むべき道を誤ることもあるかもしれません。体重の変化を定期的にチェックすること自体は、決して悪いことではありませんが、足元の「体重」に気を取られ過ぎず、時にはしっかり前を向いて、遠くのほうに目を向けなくては、真のゴールに到達できないことも知っておく必要があります。
オプティマルヘルスとは、あなたが取り組もうとしているダイエットの、その先にある「ゴール」です。そこを目指して歩みを進めていけば、きっと気づくはずです。あなたが短期間のダイエットで得ようとしたものは、単なる通過点に過ぎないのだ、ということを。
③オプティマルダイエットは、栄養状態の改善と維持を目的としている
私たちは、「食」を健康レベルに大きく影響する重要な要素と位置付けています。「食」から得られる栄養素は、ダイエットの際には、ついカロリーベースの話だけで語られてしまいがちです。
ですが、食品や栄養素が身体に入り、どのように機能するか。そして、それが、その人の心身にどのように影響するのかを考えることが重要と考えています。食品ではなく、人を主体に栄養素の機能を考えていかなくては、その人にとっての最適な健康状態を見出すことは、とても難しいからです。
特に、現代人は、糖質中毒の傾向にあり、カロリー過剰の一方で、他の栄養素が足りない「新型栄養失調」という状態に陥りやすく、それによる健康レベルの低下、体調不良の訴えが多いのです。
ダイエットにおいては、引き算よりも足し算が重要ですが、どんな栄養素が不足しているのかを把握し、個々の状態に応じて栄養素を積極的に補いながらダイエットを継続できるのも、オプティマルダイエットの大きな特長と考えています。
④オプティマルダイエットは、生活習慣の改善を目指している
メディカルダイエットと聞いて、なかにはお薬や医療機器を使って、無理矢理痩せさせるのではないか、と思っている方もいるかもしれません。
確かに、最近私たちも使用しているGLP-1受容体作動薬というお薬の不適切処方が社会問題になっており、それによる被害が出ていることに、私たちも心を痛めています。
ですが、お薬も医療機器も、大切なのはその「使い方」です。どんなものにでも言えることですが、使い方次第で、有益になることもあれば、有害になることもあり得るのです。
不適切処方をしている美容クリニックでは、GLP-1受容体作動薬の減量効果を誇張して、診察もせずに、薬を送り付けるところもあるようですが、それは有益な使い方とは言えません。GLP-1受容体作動薬は、食欲を最適化してくれる効果があるので、「適切な食生活を日常に浸透させる」という意識を持って、上手に利用していくのが望ましいと考えています。
したがって、私たちのクリニックでは、GLP-1受容体作動薬を使いながらも、ある程度食事量や食事内容の見直しが見込めるならば、容量を少しずつ減らし、お薬がなくても適正な食事量が保てる状態になることを目指していきます。
また、そこにたどり着くまでに、早い人で3ヵ月、通常は6~12ヵ月くらいはかかります。短期での成果よりも、投薬期間終了後のことを考えて、ゆっくりと最適な状態を身体に慣らしていくのです。
平山 尚
医療法人奏仁会 理事長
大阪梅田紳士クリニック 院長
長谷田 文孝
大阪梅田健美クリニック 院長
南星クリニック 副院長
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