消費者を軽視している業者とは付き合わないこと
お客さまを大切にしているかどうかというのは、対応やサービスに現れます。例えば、店内にキッズルームを設置しているような業者であれば、子どものことにまで配慮していると分かります。小さな工夫ですが、そういったところが大きいのです。
不動産、特に売買の決断には、相当のプレッシャーがかかるものです。住宅ローンを組む場合であればそれこそ30年という長期で支払いが続くため、精神的な負担が大きくなるのです。それだけ大きな決断が必要となります。
そのときに、手離れしていない子どもが騒いでいれば、落ちついて判断することはできません。じっくり考えたいときに、子どもの面倒を見なければならないというのは大変な負担になるのです。
そのようなことも理解したうえで、キッズルームを用意する。そのような小さな配慮のある不動産業者との出会いが、結果的により良い物件購入に結びつきます。果たして、それだけの手間をかけている不動産業者はどのくらいあるのでしょうか。
大切なのは、お客さまの目線になっているかということに尽きます。自分たちの都合ばかり考えて、物件を処理するというような発想で営業している業者を信用するのは危険なのです。やはり、顧客目線があるかどうかは、確かめたほうがいいでしょう。
そのうえで、どれだけ親身になって話を聞いてくれるのか。そして、真剣に判断してくれるのか。そのあたりのことを、業者を選ぶ際には考えてみてください。少なくとも、利益優先で消費者を軽視している業者とは付き合わないことです。