「糖尿病患者」が多い都道府県は?
昨年から世界を混乱に陥れている新型コロナウイルス。当初から基礎疾患がある人は重症化リスクが高くなるといわれてきました。また日本でも近いうちにスタートすることを目指しているワクチン接種においても、基礎疾患のある人を優先するとしています。厚生労働省が「基礎疾患」としているのは、以下の9つです。
2.慢性心疾患 (高血圧を除く)
3.慢性腎疾患
4.慢性肝疾患 (慢性肝炎を除く)
5.神経疾患・神経筋疾患
6.血液疾患 (鉄欠乏性貧血と、免疫抑制療法を 受けていない特発性血小板減少性 紫斑病・溶血性貧血を除く)
7.糖尿病
8.疾患や治療に伴う免疫抑制状態
8-1 悪性腫瘍
8-2 関節リウマチ・膠原病
8-3 内分泌疾患(肥満含む)
8-4 消化器疾患
8-5 HIV感染症・その他の疾患や治療に伴う免疫抑制状態
9.小児科領域の慢性疾患
上記の中で「糖尿病」は血液中の血糖値が慢性的に高い値を持続する疾患で、大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。よく「糖尿病=生活習慣病」と言われますが、それは2型糖尿病のこと。食べ過ぎ・飲み過ぎや運動不足、ストレスなどが原因などといわれています。
厚生労働省「令和元年国民生活基礎調査」によると、総人口に対して「糖尿病」で通院する人の割合が最も少ないのが「滋賀県」。対人口比で3.96%。「沖縄県」4.13%、「東京都」4.25%、「神奈川県」4.27%、「愛知県」4.34%と続きます(図表1)。
一方で「糖尿病」の割合が高いのが「青森県」6.18%。「香川県」5.96%、「岩手県」5.95%、「北海道」5.76%、「秋田県」5.69%と続きます。47位の「青森県」は1位の「滋賀県」の約1.5倍強の糖尿病患者がいる計算です。
また男女で比較すると、全国的には男性のほうが女性よりも1.5倍、糖尿病患者が多い計算になります。
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>