※本記事は中国人キャリアウーマンの小野りつ子氏の書籍『ながら起業 明日クビになっても大丈夫な働き方』(幻冬舎MC)から一部を抜粋し、改編したものです。

小学校から「軍事訓練」のある中国の事情は?

中国では学生時代の上下関係はほとんどないので、同じ学校の出身者でも「先輩」「後輩」と呼び合ったりしません。ですので、同じ会社の中で、出身校同士で派閥をつくるような日本の風土は特異に感じました。

 

部活だけではなく、整列させて「前へならえ」「右向け右」「休め」のような行動を徹底するのも、集団化をより強固にさせているでしょう。運動会の組み体操はその最たる例かもしれません。

 

中国でも、小学校の頃から軍事訓練があり、毎週国旗敬礼を行うなど、集団行動があります。それは愛国・愛党精神を植え付けるという目的のためです。それでも日本のように「みんなと同じ行動を取らなければ」という思考にならないのは、中国では集団は共産党しかないからです。それ以外では個人で生き残るために必死であり、ほかの人の責任を取るなんて考えられません。

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ながら起業 明日クビになっても大丈夫な働き方

ながら起業 明日クビになっても大丈夫な働き方

小野 りつ子

幻冬舎メディアコンサルティング

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