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連載プリン騒動【第7回】

「もう一度言ってみて?」双子の母号泣…血の気引いた夫の一言

夫婦

「もう一度言ってみて?」双子の母号泣…血の気引いた夫の一言

幻冬舎ゴールドライフオンラインの人気エッセイ『プリン騒動』。結婚、出産、そして離婚…双子を育てる主婦が記した壮絶な義両親とのバトル。なぜ彼女は苦しい日々を一冊の本にまとめたのか? 衝撃の実話を、連載にてお届けします。

夫の脱出

子供たちが生まれてから十一カ月が過ぎようとしていた寒い夜。

 

時計は十一時を少し過ぎた頃、夫と私は二人で部屋にいて寛いでいた。夫はテレビを観ていた。私はドレッサーの前に座り保湿クリームを塗り終えようとしていたその時、夫は顔を私の方へ向けてポツリと言った。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

「オレは独りになりたい」

 

私は一瞬耳を疑った。人として非常識で愚かな言葉だった。

 

部屋には二人きりだ。子供たちは姑が寝かしつけてくれていた。姑は孫を大変可愛がってくれた。「目に入れても痛くない」と言っていた。この頃は姑はもう専業主婦だったため、孫へ愛情を注いでくれるのはありがたいと感謝している。

 

舅も、日曜日になると、廊下にあるソファに孫をチョコンと座らせ愛でる表情で愛情をテレパシーで送っているのを何となく感じられた。やはり姑同様に、「目に入れても痛くない」存在なのだろう。

 

みんなからの愛情を受けて育つことは、子供たちにとってとても大切なことだと思う。多くの愛からは豊かな心が育つ。豊かに育った子供は豊かな感情の人間に成長するのだと自負していた。たとえ家族の中の一人だけの愛情が注がれないとしても充分な愛情は人間らしい人格形成には問題は生じないと感じている。

 

「足るを知る」ことは大事なことである。不足はリアルに自分に取り込まなくても良いのである。私は自分なりに考え、時には子育ての先輩としての姑のアドバイスも聞きながら子育てをしていこうと考えていた。

 

今のところ、些細な疑問やつまずきは時々あるにしても順調に子供たちは成長していた。私の生きる中心だった。生きていることを実感できた。

 

しかし、夫の一言が、私の幸せな心を凍結させた。血の気が引いた。

1962年生まれ。みずがめ座、A型。

栃木県の高校を卒業後、スーパーへ就職。ゴルフ、スキー、テニスの等スポーツ用品売場の担当となり、接客の仕事の楽しさを学ぶ。人とのコミュニケ―ションの大切さと面白さを会得したことは財産でもある。母親に似た人見知りをしない明るく前向きな性格は、苦しい時に大きな助けとなった。現在は接客の仕事につき、人とかかわる仕事はやはり自分に向いていると実感。「自分は何をしたいのか? どう生きたいのか?」を自問自答する一方、未来が楽しみでワクワクしている。“一生勉強”をモットーに、上を目指して生きたいと考えている。

著者紹介

連載プリン騒動

プリン騒動

プリン騒動

風間 恵子

幻冬舎

子育てに奮闘する主婦の衝撃の実話 「ママ、プリン作って」——そんな、我が子の無邪気な一言が、家族バトル勃発の引き金になろうとは……。結婚、出産、そして離婚。 「私の人生捨てたもんじゃあない!」妻として、母とし…

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