世間を大いに賑わせた米大統領選挙。「激戦州」という言葉も日本人に馴染み深くなりました。…とはいえ、具体的な州の名前を知らない人も多いのではないでしょうか。本記事では、国内外の不動産や海外進出のコンサルティング事業を手掛ける株式会社国際不動産エージェントの取締役・鈴木学氏がわかりやすく解説していきます。
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民主党の支持基盤だったが、2016年のトランプ勝利で
まず「ラストベルト5州」から解説します。英語でRust Belt、「錆びついた(Rust)、昔ながらの工業地帯」という意味です。
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有名な都市としては、ミシガン州のデトロイト、ペンシルバニア州のピッツバーグとフィラデルフィア、オハイオ州のクリーブランドやコロンバスがあります。歴史は古く、19世紀から20世紀前半にかけて、アメリカを支える工業都市として繁栄しましたが、20世紀後半から没落の時代に入り、今は再建途上。
雇用が不安定かつ、冬の寒さが厳しい地域ということもあり、人口はあまり増えず、最近20年間の有権者増加率は8.2%(年平均0.4%)に過ぎません。
ラストベルトは、2016年の選挙で共和党トランプ氏が民主党ヒラリー氏を破った選挙で、一気に注目されました。もともと工場労働者が多く、伝統的に民主党の支持基盤でしたが、最近はトランプ氏の主張に惹かれる「白人男性、高卒、労働者層」が増えたことで、にわかに激戦州化しています。
次に「サンベルト5州」を解説します。
株式会社国際不動産エージェント
株式会社国際不動産エージェント 取締役
アジア太平洋大家の会 会長
海外不動産投資家
座右の銘は「大好きな不動産に嘘はつけない」世界7ヵ国で不動産投資・経営を実践する海外不動産おたくであり投資家。愛称は「Manachan」。
一橋大学卒業後、ITエンジニア・マネジャーとして、日本、豪州、中国、米国、インドの5ヵ国で勤務経験。
海外在住経験は8年間。2002年、豪州シドニーで不動産を買い賃貸に出し、日本から遠隔管理して自信をつけたことを皮切りに、現在では、日本、フィリピン、オーストラリア、米国、タイに、不動産を所有・経営するグローバル大家。海外不動産を知りたくて習得した言語は10ヵ国。特に、英語、中国語は、ネイティブレベルであり、語学力とITを駆使した物件遠隔管理ノウハウを活かして良い物件を仕込み中である。
日本語のほか、中国語ブログでも不動産情報を発信しており、中国や台湾にもファンが多数いる。会員2500名超の「アジア太平洋大家の会」主催セミナーのほか、全国賃貸住宅フェアや、全国のビジネススクールでの、海外不動産投資関連の講演、業界紙コラム執筆をこなし、多忙な日々を送る。国際不動産エージェントでは顧客対応も行うが、顧客の嗜好を熟知しているため海外不動産の仕込み責任者も務める。
著者登壇セミナー:https://kamehameha.jp/speakerslist?speakersid=1527
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連載国際不動産エージェント・鈴木学が本音で語る「国際不動産の実情」