トランプは敗北宣言するのか…?「激戦州」の知られざる事実

世間を大いに賑わせた米大統領選挙。「激戦州」という言葉も日本人に馴染み深くなりました。…とはいえ、具体的な州の名前を知らない人も多いのではないでしょうか。本記事では、国内外の不動産や海外進出のコンサルティング事業を手掛ける株式会社国際不動産エージェントの取締役・鈴木学氏がわかりやすく解説していきます。

米大統領選挙…世界が注目した「激戦州」の様相

日本を含む、全世界の国々に多大な影響を与える「超大国アメリカの選挙」。特に、日本時間の11月4日から7日前後にかけての数日間、「トランプ vs バイデン」の大統領選が大きな関心を集め、ネットの開票速報で寝不足になった方も多かったのでは?

 

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マスメディア各社の報道によれば、バイデン氏に当確が出て、順当にいけば来年1月20日に、第46代大統領に就任しそうです。11月20日現時点でトランプ氏は敗北宣言をしておらず、複数の州で法廷闘争を続けています。

 

アメリカの仕組み上、12月14日の選挙人投票によって大統領が決まります。その時点までトランプ敗北宣言の可能性は非常に低いと考えられます。

 

そこで今回はアメリカの大統領・上院・下院選挙における鍵を握る「激戦州」について解説します。

 

二大政党制の米国において、激戦州とは民主党と共和党の勢力が拮抗する州のことを指します。英語では“Swing State”と呼びますが、Swingとは「どちらに転ぶか分からない」という意味です。言うまでもなく、民主党、共和党いずれにとっても、激戦州は「勝たねばならない」重要な州であり、選挙のたびに多大な政治リソースが投下されます。また、どちらの党が政権を取っても、次の選挙に勝つための公共投資が進みやすい地域でもあります。

 

激戦州は、いくつあるのか? 私の理解では、アメリカ50州のうち、約10州が激戦州といえます。激戦州は、地域特性によって以下2つのグループに分かれます[図表1]。

 

1)アメリカ北東部~中西部の「ラストベルト5州」
ペンシルバニア州、オハイオ州、ミシガン州、ウィスコンシン州、アイオワ州

 

2)アメリカ南部の「サンベルト5州」
ノースカロライナ州、ジョージア州、フロリダ州、アリゾナ州、ネバダ州

 

[図表1]激戦州マップ

株式会社国際不動産エージェント 株式会社国際不動産エージェント 取締役
アジア太平洋大家の会 会長
海外不動産投資家

座右の銘は「大好きな不動産に嘘はつけない」世界7ヵ国で不動産投資・経営を実践する海外不動産おたくであり投資家。愛称は「Manachan」。

一橋大学卒業後、ITエンジニア・マネジャーとして、日本、豪州、中国、米国、インドの5ヵ国で勤務経験。

海外在住経験は8年間。2002年、豪州シドニーで不動産を買い賃貸に出し、日本から遠隔管理して自信をつけたことを皮切りに、現在では、日本、フィリピン、オーストラリア、米国、タイに、不動産を所有・経営するグローバル大家。海外不動産を知りたくて習得した言語は10ヵ国。特に、英語、中国語は、ネイティブレベルであり、語学力とITを駆使した物件遠隔管理ノウハウを活かして良い物件を仕込み中である。

日本語のほか、中国語ブログでも不動産情報を発信しており、中国や台湾にもファンが多数いる。会員2500名超の「アジア太平洋大家の会」主催セミナーのほか、全国賃貸住宅フェアや、全国のビジネススクールでの、海外不動産投資関連の講演、業界紙コラム執筆をこなし、多忙な日々を送る。国際不動産エージェントでは顧客対応も行うが、顧客の嗜好を熟知しているため海外不動産の仕込み責任者も務める。

著者紹介

連載国際不動産エージェント・鈴木学が本音で語る「国際不動産の実情」

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