※本記事は、2018年1月22日刊行の書籍『絶対得する!初めての一戸建て購入マニュアル』(幻冬舎MC)から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

恐ろしい…「年金の後ろ倒し」「減額」のシナリオ

年金に対する不安は、今に始まったことではありません。事実、支給開始年がズルズルと後ろ倒しされており、金額についても減額される可能性があります。悲観的な方の中には、「少子高齢化によって年金制度は崩壊する」とまで主張する人さえいます。

 

年金制度が破綻するかどうかについてはさておき、老後の生活を年金だけに頼るのは、どうにも心もとないというのが実情ではないでしょうか。未来のことはどうなるか分かりません。だからこそ、老後に有意義な生活を送るために、今から準備しておいたほうがいいでしょう。

 

少なくとも、マイホームを所有している人であれば、住むところの心配はありません。老後のことも考えて設計された家であればなおさらです。それこそ、終の棲家として住み続けることも可能かもしれません。

 

さらに、マイホームを担保にして、そこに住み続けながら金融機関から融資を受けられる「リバースモーゲージ」という方法もあります。ただし、マイホームを所有していない人、あるいはまだ住宅ローンの支払いが続いている人であれば、日常生活と余暇の費用からさらにアパート代やローン返済費用まで支出しなければなりません。そうなると、かなりの金額になることは試算しなくても分かります。

 

遠い先のことのように感じるかもしれませんが、老後のことも頭に入れたうえで、マイホームの購入を検討しておくと不安がありません。

 

将来に対する不安を少しでも減らすためにも、定年後の生活までシミュレーションしてみてください。

 

資産の形態にはいろいろなものがあります。現金は、最も身近でイメージしやすい資産でしょう。日常的に使うこともできますし、銀行に預金したり、タンス貯金として自宅に保管したりしておくこともできます。

 

また、株や投資信託など、証券も資産の一つです。最近ではすべて電子化されていますが、昔は株券として形があるものでした。すでに目にすることはほとんどありませんが、形がなくても、保有することのできる資産の一つです。

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絶対得する! 初めての一戸建て購入マニュアル

絶対得する! 初めての一戸建て購入マニュアル

久水 陽介

幻冬舎メディアコンサルティング

立地選びの基本から、お得なローン、不動産会社の裏事情、営業マンの仕掛けるワナまで生涯一度の買い物で後悔しないための必読の書。 一戸建ての購入は、多くの人にとって人生で一度の大イベント。 ところが、実際に家を買っ…

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