職業軍人や鉄砲…信長を強者足らしめた「先見の明」
この「半農半士」の常識を覆(くつがえ)したのが、織田信長です。彼は職業軍人と呼ばれる、戦うことが専門の人たちを組織します。もちろん、農業をしないわけですから雇(やと)うのにもお金がかかります。でも、いつでも戦えるから強いのです。
信長は京都に入り、【⑧1573】年には15代将軍【⑨足利義昭(あしかがよしあき)】を追放して、室町幕府(むろまちばくふ)を滅ぼしました。そして、【⑩1575】年には【⑪長篠(ながしの)】の戦い(愛知県)で武田氏を破ります。
武田信玄はすでに亡くなり、息子の【⑫武田勝頼(たけだかつより)】が武田騎馬軍(たけだきばぐん)を率います。これに、織田信長・【⑬徳川家康(とくがわいえやす)】連合軍は、鉄砲(てっぽう)を使った戦いで勝利します。最強と言われた武田の騎馬隊も鉄砲にはかなわなかったのでしょう。新しい兵器を上手に取り入れた信長の勝利でした。
⑧1573(年)
⑨足利義昭(あしかがよしあき)
⑩1575(年)
⑪長篠(ながしの)の(戦い)
⑫武田勝頼(たけだかつより)
⑬徳川家康(とくがわいえやす)
松本 亘正
中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表
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