相場も調べずに話を進めていたことが判明し…
よくよく聞いてみると、不動産会社に任せきっていて、相場もご自身でそれほど調べずに話を進めていたとのこと。自宅の隣地を売却したというのも気になり、調査をしたのですが、買主が不動産会社らしく、相場より低い金額で売却をされていたことがわかったのです。
そもそも対象不動産は500平米の土地なので、個人でも十分に購入可能です。にもかかわらず、不動産会社の買取となった。かつ自宅の隣地を売却してしまったというのが失敗だと感じました。
自宅の隣地ということは、自宅の一部としても活用可能です。今後、自宅に賃貸併用住宅を建築する、自宅を建て替えるなどの選択が出てきた際、隣地も一体活用できるとなると選択の幅は広がります。しかしAさんは、その選択を検討することもなく売却してしまいました。
このような選択ができることの検討をせず、リスクを説明しない不動産会社も悪いのですが、すでに時遅し。過去に戻ることはできず、隣地には密集して建てられた建売住宅が5棟も建つことになり、住んでいて圧迫感を感じることになりました。反対側に住む方からも景観が悪くなったと言われ、関係も少しギクシャクしてしまったとのことでした。