業種別に個別銘柄株を買うことでリスクを分散できる
ですから分散投資で注意すべき点は、業種別に銘柄を分散することで、同業種・関連銘柄の株価一斉下落リスクを減らすことなのです。
同業種・関連銘柄内での分散投資をしても、下がるときにはそれらの銘柄が一斉に下がってしまうので、その点を理解しておく必要があります。
一方、多くの業種別に分散して個別株を買っておけば、「この業種は上がってきたから売って利益を出そう」「この業種は下がりそうだから早く売ってしまおう」「この業種は売りそびれて下がってしまった。しかしまた上がる時期が来そうだから、それまで持ち続けて売ろう」などと、業種ごとに、短期長期の売買を組み合わせながら、どんな時期でも利益を得る可能性を高めることができるのです。
「卵を盛るかご」は、業種のことなのかもしれません。いろいろなかごを持つことで、きちんとリスクを分散することができるのです。
■まとめ:分散投資では業種別に個別銘柄株を買った方が良い
株式投資ではよく、分散投資がすすめられます。
ただしその場合、やみくもに分散投資をするのではなく、業種別に個別銘柄株を買っておくことが必要となります。
同業種は一斉に株価が上下しやすい傾向がありますので、業種別に銘柄を分散させることによって初めて、リスクも分散させることができるのです。