熾烈!「多摩センター」客争奪戦…京王 vs. 小田急、勝負の行方

どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、京王と小田急、多摩都市モノレールの接続駅「多摩センター」。

京王の独走状態に小田急が待ったをかけた!

「多摩センター」は東京都多摩市に位置する、京王相模原線、小田急多摩線、多摩都市モノレール線の駅です。京王線は「京王多摩センター」、小田急線は「小田急多摩センター」が正式な駅名です。1日の乗降客数は、京王駅9万人強、小田急駅5万人強、多摩都市モノレール駅3.7万人強となっています。

 

「多摩センター」は、多摩ニュータウンの中心駅。ニュータウンの開発1966年から始まり、2003年に東京都が、2006年に都市整備機構(旧住宅公団)が、それぞれ事業を終了させるという、実に40年間に渡り造られた大規模な団地開発でした。八王子市・町田市・多摩市・稲城市の東西14kmの丘陵地帯に、20万人強の人が住んでいます。

 

そもそもニュータウンの起源は産業革命期のイギリス・ロンドン。様々な都市問題を解決するため、市中心部から50Km離れた農村地帯に住居と職場が一体化した自立都市を造ろうとしました。一方日本におけるニュータウンの場合、深刻な住宅不足の解消が命題。一戸でも多くの低所得者向けの住宅を供給することが優先されました。

 

1971年、「多摩センター」駅の隣、「永山」駅付近の諏訪・永山地区で、第1次入居が開始。当時はまだ鉄道路線が開通しておらず、まさに陸の孤島。それでも大きな夢を抱いて、人口は着実に増加。3年後の1974年には、ニュータウンの人口は3万人に達しました。

 

鉄道の開通は小田急線が1974年6月に「小田急永山」駅まで、京王線が同年10月に「京王多摩センター」駅まで、さらに翌年には小田急「小田急多摩センター」駅を開業させました。街は歩道と車道を分離しているのが特徴で、歩行者の安全と車のスムーズな流れが確保されています。

 

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「多摩センター」駅周辺はニュータウンの中心らしい様相です。専門店街「ココリア多摩センター」(旧そごうや三越が入っていた百貨店ビル)や「クロスガーデン多摩」、イトーヨーカドーの入る「丘の上プラザ」、イオンシネマの入る「丘の上パティオ」など、商業施設やアミューズメント施設が集積。行政施設や民間企業の業務施設も点在し、職住近接の街づくりが進められました。現在は、日本各地のニュータウンで直面している入居者の高齢化、建物の老朽化が、ここ多摩ニュータウンでも深刻な問題に。街の再生が急務となっています。

 

そんな「多摩センター」で近年語られるのが「京王 vs. 小田急」。同じ「新宿」に行くにしても、開通当初から直通電車を走らせていた京王に対し、小田急は「新百合ヶ丘」での乗換えが必須。利便性から京王が圧倒的な強さを見せていました。

 

風向きが変わったのが、2000年代。小田急が「新宿」や都心への直通電車を走らせたり、複々線化により所要時間を大幅短縮させたりと攻勢をかけた結果、大きく乗降客数を伸ばすことに成功しました。一方、京王も追加料金なしの特急を復活させたり、有料座席指定列車「京王ライナー」を走らせたりして対抗。壮絶な利用者争奪戦を繰り広げています。

 

京王か、小田急か、勝者はどちらに?
京王か、小田急か、勝者はどちらに?

 

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著者紹介

連載データから紐解く「住みやすい街」

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