どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、JR山手線、京浜東北線、東京メトロ千代田線、東京都交通局日暮里・舎人ライナーの接続駅「西日暮里」。

かつて風光明媚な眺めが広がる、飽きない里だった

「西日暮里」は東京都荒川区に位置する、JR山手線、京浜東北線、東京メトロ千代田線、東京都交通局日暮里・舎人ライナーの接続駅です。JR駅の1日の乗車人数は10万人ほど、東京メトロ駅の乗降者数は17万人ほど、東京都交通局駅の乗降者数は3万人ほど。

 

JR駅が開業したのは、1971年。「山手線で一番新しい駅」として知られていましたが、今年3月、「高輪ゲートウェイ」駅が開業し、その座は譲ることに。自虐的ともいえる「二番目じゃダメなんでしょうか。」「四十八年の末っ子歴に、終止符。」というキャッチコピーのポスターは、大きな話題になりました。

 

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「西日暮里」駅のある一帯は、もともと「新堀(にいぼり)村」と呼ばれていました。かつて太田道灌の家臣、新堀玄蕃がこの地に住んでいたことに由来する説もありますが、1448年の『熊野神領豊嶋年貢目録』には「につぽり妙円」との記載が見られます。

 

また、昔から桜やツツジが美しい地域であるため「一日中過ごしても飽きない里」という意味の「日暮らしの里」と呼ばれたことに由来するともいわれています。やがて「日暮里」という字を当てられ、1877年には正式な地名に。現在では町名として「西日暮里」と「東日暮里」に分かれています。

 

そんな風光明媚なところだった名残は、現在の西日暮里にも。「日暮里富士見坂」は、西日暮里3丁目にある、東京富士見坂のひとつです。開発が進んだことで富士山が見える坂は減り続けたため、坂に立ったときに富士山を望める、都内で唯一の坂だったとか。そして現在、高層ビルが建ち、残念ながら見ることはできなくなってしまいました。美しい眺めは、坂道の横の富士見坂ギャラリーで懐かしむことができます。

 

そんな「西日暮里」は西口と東口で雰囲気が微妙に異なります。西口にあるのは、全国でもトップクラスの東大合格者数を誇る開成中学・高校。そのため学生街という雰囲気が漂い、リーズナブルで親しみやすい店が点在します。一方、東口は飲食店や風俗店が多数集まるエリア。山手線の隣駅「日暮里」まで「ルートにっぽり」と呼ばれる飲み屋街で、その高架下はすべて飲食店になっています。夜は女性の一人歩きは避けたい雰囲気です。

 

JR山手線
JR山手線

 

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