ビジネスで海外の人々と関わる際、自国の歴史の知識は必須だといえます。しかし、日本人が注意しなくてはならないのが「外国人に関心の高い日本史のテーマは、日本人が好むそれとは大きく異なる」という点です。今回は、株式会社グローバルダイナミクス代表取締役社長の山中俊之氏の著書『世界96カ国をまわった元外交官が教える 外国人にささる日本史12のツボ』(朝日新聞出版)から一部を抜粋し、「東京奠都」の理由と、海外の人への説明が難しい、日本の「天皇の存在」について解説します。

特に、欧米メディアでは、この装束に言及する報道が多くありました。

 

また、昭和天皇以来、天皇の田植えや皇后の養蚕(ようさん)など、日本人が長きにわたり大切にしてきた業務を体現している姿は、海外の人々からは特に、日本の古き良き姿として捉えられ、日本の伝統を海外に伝えていくことにつながります。

 

天皇制、皇室についても、引き継ぐべき伝統と変えていくべき旧来の慣行を時代の流れに応じて峻別(しゅんべつ)していくべきだと私は考えます。

 

特に、女性・女系天皇の問題は前述のように海外からの関心も高いものです。側室制度がなくなった現在、女性・女系天皇の可能性を真摯に検討していかないと、数十年単位では皇統の維持が難しくなっていくということがたびたび指摘されます。

 

私もこの考えに同意していて、海外の方々と天皇制の話題になったときには、お話しすることがよくあります。自分の考え方も一緒に話せるようになると、話が弾みます。

 

 

山中 俊之

株式会社グローバルダイナミクス 代表取締役社長

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    山中 俊之

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