日本人男性の3割が発症するというAGA(男性型脱毛症)。今回取り上げるM・Aさん(仮名32歳男性)もまた、薄毛に悩まされた患者の1人でした。そんなM・AさんはAGAをどのように克服したのでしょうか。この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

育毛剤に失望。「貼るカツラ」を取り寄せてみるも…

その後は一般の会社員に転職しました。毎日、鏡の中の薄毛の自分を見つめなければならない仕事ではなくなりましたが、今度はまた別の厳しい日々が始まりました。ものすごく忙しい業務に就いたため、心身ともに疲弊し、しかもストレスも大。そのためか薄毛がまたさらに進行してしまったのです。

 

さすがに「これはまずい!」と思い、私はついに初めての薄毛対策に乗り出しました。まず、当時発売されていた育毛剤はほぼ全て入手し、試してみました。でも、まったく効果はありません。考えてみれば、生まれつき剃り込みが入ったように毛が生えていない額には毛根がないのですから、毛が生えるはずもなかったのです。

 

育毛剤に失望した私は、次に、“貼りつけるカツラ”というものを取り寄せてみました。人工毛を植えつけた半透明の皮膜を、特殊な吸着剤を使って頭の地肌に貼りつけるわけです。強く引っ張ってもはがれず、シャンプーもブラッシングも、ヘアカットも自由自在との謳い文句でした。

 

でも結局、私は自宅に届いた“貼るカツラ”を使うことはありませんでした。取り寄せてはみたものの、所詮自分の髪の毛ではないものをつけることが、余計にコンプレックスになると思ったからです。

 

私の考えとしては、「一回したら、それで終わりにできるものにしたい」「それも自分自身の髪の毛で解決したい」、そして「メンテナンスの楽なものにしたい」。だから、カツラなどは選択肢になかったのです。

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この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

音田 正光

幻冬舎メディアコンサルティング

髪が抜けて少なくなる、頭頂部が薄くなる――これは男性にとって古今東西、永遠のテーマといえる苦しみであり、さらに昨今は女性にも薄毛の悩みを抱える人が増えています。 本書では、さまざまな治療法を試しては失望してきた…

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