\1月10日(土)-12日(月)限定配信/
税務調査を録音することはできるか?
相続税の「税務調査」の実態と対処方法
路線価に倍の開きがある土地は珍しくない
前回の連載でご紹介した例では、土地が面している二つの道路の路線価に倍も差がありました。「そんな土地は少ないのではないか」と思われるかもしれませんが、商業地域や幹線道路沿いの地域には決して珍しいものではありません。
【1月14日(水)開催】地主の方必見!
相続税の「払い過ぎ」を回避する不動産の評価術
平成25年時点のものではありますが、筆者の会社「フジ総合グループ」の事務所周辺の土地(新宿御苑~新宿5丁目付近)を参考に見てみましょう(図表参照)。
[図表]平成25年分路線価図

路線価の高い側を貸し、安い側を自宅にする手も
たとえば厚生年金会館跡地(現在はヨドバシカメラが取得し、解体後、更地となっています)は、目の前の靖国通りの路線価が137万円/㎡ですが、側道に入れば路線価は47万円/㎡です。路線価には3倍近くも差があるわけですから、もし利用区分が異なるのなら、きちんと利用区分ごとに分けて算出しないと大損になってしまいます。
ちなみに、当グループの事務所が入っているビルはどうかといいますと、表通りである新宿通り沿いの路線価は236万円/㎡ですが、裏通りの路線価は77万円/㎡と、やはりここも3倍以上の開きが出ています。
【1月14日(水)開催】地主の方必見!
相続税の「払い過ぎ」を回避する不動産の評価術
厚生年金会館跡地のような土地を例に挙げて言えば、路線価の高い靖国通りに面した部分だけでも、コインパーキングの運営業者などに貸し、その裏側を自宅敷地として使う、あるいは賃貸アパートを建てるといったように利用区分を分けることで、その土地の大部分を47万円/㎡という側道の安い路線価で評価することが可能になります。
生前に土地の有効活用と相続税の節税を考える場合には、このように路線価格差を意識した土地活用の工夫が非常に有効です。
カメハメハ倶楽部セミナー・イベント
【1/7開催】
高市政権、トランプ2.0、日銀政策、AIバブル…
2026年「日本経済と株式市場」の展望
【1/8開催】地主の資産防衛戦略
「収益は地主本人に」「土地は子へ」渡す仕組み…
権利の異なる2つの受益権をもつ「受益権複層化信託」の活用術
【1/8開催】
金融資産1億円以上の方のための
「本来あるべき資産運用」
【1/10-12開催】
「タックスヘイブン」を使って
節税・秘匿性確保はできるのか?
「海外法人」の設立法・活用法
【1/10-12開催】
遺言はどう書く?どう読む?
弁護士が解説する「遺言」セミナー<実務編>

