4月第4週のスケジュール~3月期企業の決算に注目が集まりそう

4月第3週の日経平均株価は、節目の2万円手前で一進一退の展開となりました。2月期企業の決算発表を無難に通過し、投資家の目線は次の3月期企業の決算に向かっています。どのようなイベントがあるのか、国内外の市場スケジュールを確認します。

日経平均株価は一進一退の展開となった

4月第3週(13日~17日)の東京株式市場では、日経平均株価は上昇と下落を繰り返し、節目の2万円手前で一進一退の展開となりました。ただ、週末17日(金)に大きく上昇したことから、週間ベースでは上昇して1週間の取引を終えています。

 

国内では2月期企業の決算発表を無難に通過したものの、その後、株価をけん引する材料が乏しくなり、週半ばからは方向感の定まらない展開になりました。一方、海外では新型コロナウイルスの感染拡大にピーク感が見られるとして楽観ムードが週前半から広がりましたが、原油価格の下落や弱い米国の経済統計が嫌気される場面もありました。

 

紆余曲折はあったが、「全国民に一律10万円を給付」で決まりそう。
紆余曲折はあったが、「全国民に一律10万円を給付」で決まりそう。

 

すでに東京都など7都府県に「緊急事態宣言」が5月6日(水)まで出されていますが、期間に変更はないものの、地域が全国へと拡大されました。これによってゴールデン・ウィーク中の外出が手控えられ、感染拡大に歯止めがかかるとの見方がありますが、一方で、日本経済にはさらなる下押し圧力となります。

 

この点では、景気動向に関する経済統計には、十分注意したいところです。「かなり悪い」はすでに織り込まれ、コンセンサスとなっていますが、それでも4月第3週は米国で小売売上高、鉱工業生産の下振れが嫌気されました。

 

17日(金)の午前中、中国の1~3月期国内総生産(GDP)が発表され、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比6.8%減となりました。四半期ベースで比較可能な1992年以降で初めてマイナス成長に転落しています(これまでの最低は2019年10~12月期の6.0%増)。国内でも今後、「史上最低」や「過去最悪」といったデータが相次ぐとみられます。

国内では3月期企業の決算発表が相次ぐ

●4月20日(月)
3月分の貿易収支
決算発表:ネオス、ライフフーズ、ベクトル、東天紅など

 

米決算発表:ハリバートン、IBM

 

●4月21日(火)
20年国債入札
決算発表:マクアケ、KOA、ベクター、TKP、幸和製作など

 

独4月ZEW景況感指数
米3月中古住宅販売
米決算発表:ナップオン、フィリップモリス、ロッキード・マーティン、トラベラーズ、プロクター・アンド・ギャンブル、コカ・コーラ、ネットフリックス

 

●4月22日(水)
決算発表:サイバエージ、キヤノンMJ、ジャフコ、キヤノン電、モバファク、光世証など

 

米決算発表:バイオジェン、AT&T、ザイリンクス、ネクステラ・エナジー

 

●4月23日(木)
2年国債入札
決算発表:中外薬、キヤノン、オービック、オムロン、ディスコ、OBC、ネットワン、菱鉛筆、ナガセ、蝶理、エレマテック、JFE-SI、高純度化、レッグス、A&T、DNAチップなど

 

米3月新築住宅販売
米決算発表:インテル、ユニオン・パシフィック

 

●4月24日(金)
3月全国消費者物価指数
3月企業サービス価格指数
決算発表:ファナック、エムスリー、アドバンテ、MonotaRO、富通ゼネ、アマノ、沖縄セルラー、カワチ薬品、アイチコーポ、未来工業、エンプラス、日車輌、サーティワン、モーニングスタ、ジェコス、岩井コスモ、NTTDIM、伊勢化、FFE&C、JFEコンテナ、東洋機械、イーブック、小野測、Sシャワー、日鋳造、太洋工業、環境管理、東邦レマック、篠崎屋など

 

独4月Ifo景況感指数
米3月耐久財受注
米決算発表:ベライゾン・コミュニケーションズ、アメリカン・エキスプレス

 

4月第4週(20日~24日)は、国内では3月期企業の決算発表が徐々に増えてきます。経済統計で特に注目度の高いものは予定されておらず、週末24日(金)のファナック、アドバンテストあたりの決算が注目されそうです。

 

海外では、米国も企業決算が相次ぎます。経済統計では、米国は24日(金)の耐久財受注あたりに関心が向かいそうですが、住宅関連の統計は市場予想が割れているとの指摘もあり、注意が必要です。

 

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