「テレワーク」の広がりで、出前は増えているのでしょうか

新型コロナウイルスの感染拡大防止で在宅勤務が推奨されてから、出前・デリバリーは増えているようです。それでは、どのような人が、どのような理由(動機)で注文しているのでしょうか。「出前総研」の調査結果を考察します。

4人に1人がテレワークを実施していると回答

出前・デリバリーに関する調査研究と情報発信を行う「出前総研」では、新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークを推進する企業が増えてくる中、テレワーク中の食事についての調査を行いました。4月28日、その結果を発表しています。

 

同社は、宅配事業を展開する「出前館」のグループ会社で、宅配ポータルサイト『出前館』の運営によって得たさまざまなデータを分析しています。

 

調査期間は4月4日~12日、調査対象は出前館の利用者1,537名(うち、有効回答者数 979名)です。

 

テレワーク中の食事で「出前」をとる人は7割弱にのぼる。
テレワーク中の食事で「出前」をとる人は7割弱にのぼる。

 

●テレワークの実施率
実施している:26.8%
実施していない:73.2%

 

●テレワーク中の食事
出前:67.9%
自炊:61.5%
スーパーやコンビニの弁当:52.7%
(※特に一人暮らし世帯では約8割が出前を利用していると回答)

 

●テレワーク中の食事で出前を利用する理由
食事の準備をしないで済む:67.4%
できるだけ外出を控えたい:61.2%
普段からよく出前を利用しているから:40.4%

 

まず、テレワークの状況をみると、4人に1人がテレワークを実施していると回答しました。

 

テレワーク中はどのような食事をとることが多いか聞いたところ、1位は「出前」で67.9%、2位が「自炊」で61.5%、3位が「スーパーやコンビニの弁当」で52.7%でした。特に一人暮らし世帯では、78.1%が出前を利用しているとの回答があったようです。

 

表にはありませんが、テレワーク中の食事の不満点を聞くと「食事の準備に時間を割きたくない」という回答が約2割あり、在宅時間を有効に活用するために出前が利用されているようだと、「出前総研」では分析しています。

「一人暮らし世帯」では出前をとる人が多い

上記でも見た「テレワーク中の食事」について、詳しくみてみます。以下に示した表は、世帯別のデータです。

 

【出典】出前総研
【出典】出前総研

 

テレワーク中に出前をとる人は、「一人暮らし世帯」で78.1%と多くなりました。反対に、自炊と回答した人は「2人以上世帯」では75.2%となりましたが、「一人暮らし世帯」では48.9%にとどまりました。このことから、「一人暮らし世帯」のほうが「2人以上世帯」よりも出前をとる人が多いとわかります。

 

【出典】出前総研
【出典】出前総研

 

「テレワーク中の食事で出前を利用する理由」についても、もう少し詳しくみてみます。20~30%程度の回答ですが「気分転換になる」、「普段食べない食事が食べられる」を理由に挙げる人もいます。

 

これについて「出前総研」では、プライベートと仕事の切り替えがしにくいテレワークでは「普段食べない食事が食べられる」出前は、「気分転換になる」ために利用されていることも考えられると分析しています。

 

テレワークが広がることで、日常的な食事にも変化が出てくる可能性がある。
テレワークが広がることで、日常的な食事にも変化が出てくる可能性がある。

 

今回、テレワーク実施者、未実施者それぞれに対して「テレワークを(今後も)実施したいか」を聞きました。結果は、実施者の約70%、未実施者の半数以上が「実施したい」と回答しました。テレワークによるライフスタイルの変化で出前が普段の食事の1つになり始めており、今後、テレワークが広がることで、日常的な食事にも変化が出てくる可能性がありそうです。

 

最後に、テレワーク中の食事におすすめの出前メニューとして、出前総研では「野菜をたっぷりとれるサラダボウルや低糖質高たんぱくのメニュー」を推奨しています。テレワーク中はずっと家にいるため、普段と比べて消費カロリーが少なく摂取カロリーオーバーになりがちです。そのため、食事でカロリーコントロールをするのがよいという理由です。

 

確かに、自宅にずっといると、「食べる」と「動かない」で体重が増えてしまいます。参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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