一目惚れした中古マンションに懸念点がある
Case:気に入ったマンションが旧耐震。やめたほうがいい?
1981年6月1日に建築基準法が改正され、それ以前に建築確認を受けた建造物は震度5強程度まで耐えられる「旧耐震基準」、それ以降に建てられたものは震度6強〜7程度まで耐えられる「新耐震基準」と定められています。
確かに「新耐震」と名がつく家のほうが頑丈な感じはしますが、地盤のつくりや地震が直下型だったら…といったいろんな〝もしも〞を挙げていくと、一概に「新耐震は安心」とは言い切れないのが実際のところです。
また、来るか来ないか不明確な地震に不安ばかりを感じていてはいつまで経っても理想の家を手に入れることはできません。起こるか分からないリスクについてただ頭で考えるよりも「回避するためにはどうしたらいいか」について考えてみるのはどうでしょう。実は「阪神・淡路大震災」の地震による直接死の約8割は、倒壊家屋もしくは転倒家具による窒息死・圧死だったという結果が出ています。
I邸では食器棚をキッチンの背面に固定できるようオーダーメイドにしたところ、既製品とは違いサイズ感もぴったりで、使い心地も抜群だとたいへん喜んでいました。家を選ぶ際にはマイナス面から考えるのではなく、いかにプラスに捉えて対策を打つかという選択も重要なのです。
リノベーション費用詳細
解体処分工事:55万円
造作意匠工事:200万円
建具家具工事:120万円
設備刷新工事:375 万円
電気防災工事:80万円
内装仕上工事:110万円
インテリア工事:50万円
合計:990万円
※設計・諸経費は含んでいません/参考価格であり契約金額ではありません/税抜価格です
山本 武司
株式会社シンプルハウス 代表取締役