中国で発生した新型肺炎の影響から業績不透明感が高まる
■自動車大手3社の2019年度4-12月期の連結売上高と連結営業利益はトヨタは増収増益、ホンダと日産は減収減益となりました。国内外の大手自動車メーカーの業績が中国での販売減速や、次世代技術への先行投資負担などから低迷する中、トヨタは新モデルの投入効果などから増収増益となりました。ホンダは原価低減を進めましたが、北米やアジアでの販売の苦戦などから減収減益となりました。
■トヨタグループの主要8社の4-12月期の連結決算は、中国での販売減速の影響や次世代技術への先行投資負担などから増益が2社にとどまりました。
■通期業績については、中国で発生した新型肺炎の消費や生産への影響などが見通せず不透明感が高まっています。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『トヨタは増益、ホンダと日産は減益…4-12月期の連結営業利益』を参照)。
(2020年2月18日)
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