※本記事は、ファイナンシャルプランナーでTSPコンサルティング株式会社代表の佐藤毅史氏が、中小企業オーナーが自身の可処分所得を増やすためのノウハウを紹介します。今回は、クレジットカードの「プラチナカード」の利便性等について見ていきます。

「ネットで簡単に申し込みできる」プラチナカードも⁉

今年の10月から遂に、延期に次ぐ延期を経て、消費税が10%へと引き上げられました。

 

キャッシュレス決済の普及を後押しすべく、国も利用者に対してはポイント還元の実施や、事業者の設備導入を進める支援策に予算を割くなど、キャッシュレスの潮流を作り出そうとしています。

 

今回は、富裕層の多くが所有し、実際に筆者自身も利用している「プラチナカード」の魅力と利便性について、実際の体験をもとにお話したいと思います。

 

『プラチナカード』という言葉を聞くと、一部の富裕層しか持てないのではないか? と思われる方も多いかもしれません。しかし、実は今の時代はネット簡単に申し込みできるクレジットカードも存在します[図表1]。

 

[図表1]
[図表1]

 

JCBやVISAなどのブランド力のあるカードですので、通常使用にも問題はなく、もちろんさまざまな特典がつきます。今回は、筆者も利用している「アメックスプラチナカード」(こちらはインビテーション(招待)を受けない限り、入手することができません)を例に、そのメリットを見ていきましょう。

 

[図表2]
[図表2]

 

アメックスのカードはノーマルのグリーンを底辺に、ゴールド、プラチナ、ブラック(センチュリオン)と格が上がっていきます。上位にあるカードほど年会費も高くなりますが、当然出来ることや還元サービス等が豊富になります[図表2]。

 

ちなみに、アメックスプラチナカードの年会費は13万円(月12,500円計算)+消費税となります。これを高いと思うか、安いと感じるかは、以降ご説明するメリットを見てから判断してください。

有名レストランでの食事が「1人分無料」になる

①キャッシュバックキャンペーン

アメックスプラチナカードを持つと、定期的にアメックスからお知らせメールが届きます。その時に、「アメックスオファー」といわれるサービスの中に、キャッシュバックキャンペーンの案内が届きます。その中身はというと、大手家電量販店からコンビニエンスストア、果ては有名ハンバーガーチェーンに至るまで、なんと20%近いキャッシュバックを行ってくれるものなのです。

 

アプリで簡単に登録をすれば、その恩恵を受けられるので、これはとてもお得です。しかも、カードを利用したことでたまる通常ポイント(100円=1ポイント)ももらうことができ、実質的な値引きにプラスしてポイントまで貯まってしまうのです(※[図表3][図表4]は直近で行われたキャッシュバックキャンペーンの一例です)。

 

[図表3]
[図表3]
[図表4】
[図表4]

 

②有名レストランでの食事が1人分無料

プライベートで大切な人とおいしい食事を食べたい。気の置けない仲間と楽しい食事空間を共有したい。生活の根幹をなす「食」について、アメックスでは前述したキャッシュバックキャンペーンのほかに、有名ダイナーでの食事が1人分無料になるサービスを提供しています。

 

アメックスプラチナカード所有者限定のサービスで、ネット経由で申込をすることが出来ます。お店ごとに予約の枠等もあり、確認が必要ですが、全国の有名でおしゃれなお店は当然のことながら、ハワイやシンガポールの有名店まで対象となっています。ちなみに、筆者が利用したレストランのウェイターさんの話によると、アメックスプラチナカード所有者のお客さまは質が高い傾向があるので、例え1人分無料にしても、後日リピートしてくれれば、それで元が取れるということでした。ある意味、広告宣伝的にお店もこのサービスに協賛しているようです。

 

③無理難題も全て解決⁉ 最強のコンシェルジュサービス

筆者が一番驚いたのは、コンシェルジュへの電話で、さまざまな手配や予約をお願い出来ることです。「NO」といわせない、がモットーらしいのですが、旅行の予約(航空券・宿の手配、現地のオプショナルツアーの手配 等)はすべてお任せで、予算や希望を伝えるだけで完璧な提案をしてくれます。

 

会食の店選びで悩んだ際には、予算とお客さまの年齢層と場所を伝えただけで、最高のお店を予約してくれました。自分で手配するのが好きな人は不要かもしれませんが、秘書的な感覚で利用できるため、忙しい経営者や富裕層には人気のサービスになっているようです。ちなみに、それぞれ世界1位、2位のお金持ちといわれるビル・ゲイツと、ウォーレン・バフェットの両名はグリーンのカードを持っているそうです(普通にブラックが持てるにも関わらず…)。

 

④費用対効果はいかに?

単純に年会費が13万円と聞けば、安いとは筆者も思わないです。しかし、あらゆるキャッシュバックキャンペーンや無料サービス、その他ホテルや航空券の座席ランクアップサービスを考慮すると、持つだけの価値は十分にあるカードといえます。

 

なお、JCBがアメックスと提携したことで、アメックスプラチナカードはJCBのロゴがあるお店でも使えるようになりましたので、今後はますます利便性が高まっていくでしょう。

 

皆さんがお持ちのクレジットカードは、年会費に見合うメリットをもたらしてくれますか?

 

※本記事に掲載されている情報は2019年11月現在のものです。クレジットカードのポイント交換率や特典等は一部改定されている場合もありますので、必ず最新の情報をご確認ください。

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