安ければ200万円から。「ラーメン店投資」の始め方3パターン

本記事では、ラーメンプロデューサー・藏本 猛Jr氏の著書『誰も知らなかった ラーメン店投資家になって成功する方法』(合同フォレスト)から一部を抜粋し、ラーメン店に「投資」してオーナーとなり、報酬を得るための方法を紹介します。今回は、ラーメン店投資において「居抜き物件」の購入をお勧めする理由等について見ていきます。

ラーメン店投資を始める3つのパターンとは?

ラーメン店投資の始め方には次の3つのパターンがあります。

 

①土地探しから始めて一からすべて作る。

②居抜き物件を購入して始める。

③現存するラーメン店を買い取る。

 

私のところには、いずれのパターンでも相談に来られますし、いずれのパターンにも対応しています。

 

土地探しから始めて一からお店を作り上げる場合は、1000万~2000万円かかる場合があります。居抜きの場合は安ければ200万~300万円ですが、平均的には400万~500万円かかることが多いです。そして、店ごと買い取ってしまう場合というのは、何らかの事情により、閉店しようとしているお店を買い取るのです。この場合は300万円前後といったところです。

 

どのパターンで始めるかは、動機によります。たまたま良い物件を見つけたので、そこで始めたいという人もいますし、先に予算が決まっているので、その予算内で始めるにはどのようなお店がよいか、というご相談もあります。

 

フランチャイズに加盟する場合は、店舗の規模や立地条件、駐車場スペースなど、いくつもの制約の中で画一的なお店しか出せません。しかし、私にご相談いただく場合は、投資する方自身がフランチャイザーになりますから、自由度はかなり高くなります。

 

私も、相談に来られた方の予算や居抜き物件の規模、あるいは立地など、様々な条件に合わせて柔軟なアドバイスをさせていただいています。

 

「居抜き」は初期投資を低く抑えることができるが…

ラーメン店投資の始め方には3パターンありましたが、お勧めなのは居抜き物件を購入して始める方法です。その最も大きな理由は、初期投資を低く抑えることができることです。

 

ただ、かつてそこで営業していた飲食店が閉店した理由については分析しておく必要があります。つまり、その物件に問題があったのか、他の問題だったのかを見極めておく必要があるためです。

 

もし、物件自体に問題がなかった場合は、立地条件と飲食店の種類の相性だったのか、品揃えだったのか、そもそも味が悪かったのかなどといったことを確認しておきます。それらを確認した上で、問題ないと判断できたら、初めて投資します。

 

そして居抜き物件を購入して始めることをお勧めしているもう1つの理由は、開店までのスピードが格段に速くなることです。早ければ1カ月でオープンできます。準備期間が短くて済むということは、それだけ初期投資が小さくなることを示していますし、「あれ、この間閉店した所に、また新しいラーメン店ができている!」と話題にもなりやすいのです。

 

一方、一からお店を作るパターンでは、まったく何もデータがない状態から始めることになります。もちろん、私がプロデュースする場合はその地域の市場性や立地条件などを調査してある程度の売上予想を立てますが、どうしても実際にやってみなければ分からない部分があります。

 

したがって、一からお店を創り上げる場合は、商売が成功するための明確な強みや差別化があることが条件になってきます。それまでお店がなかったところにお店ができるわけですから、それを目にした人たちの間では注目されますが、同じ地域に住んでいても、その辺りを通らない人たちには気付いてもらえません。そのため、オープンに当たり、宣伝活動に力を入れる必要があります。

最近の「居抜き物件」は金額交渉が難しくなっている⁉

居抜き物件(内装や厨房設備、空調設備、什器などの設備がそのまま残った物件)を手に入れるには、借りるケースと買うケースがあります。どちらが良いとは言えませんが、初期費用がどのくらいあるか、物件の持ち主が売りたがっているか、あるいは貸したがっているのかによります。

 

また、建物は賃貸でも、設備は購入するという場合もあります。建物を売りたい人の中にはテーブルや食器洗い機、コンロなどをただで譲ってくれる場合もあります。

 

以前は居抜き物件の持ち主が手放したがっているときは、購入することはそれほど難しくなかったのですが、最近は居抜き物件がお金になるということが知られるようになり、簡単に手放さない場合も増え、金額の交渉が難しくなることもあります。

 

居抜き物件は改めて保健所に図面を添えて審査を受ける手間が省け、また、近隣との問題も起きにくいというメリットがあります。

 

それまで飲食店がなかった土地でお店を開こうとすると、近隣住民の同意を得ておかないと面倒なことになります。それは、飲食店ができればにおいや煙、車の出入り、騒がしいお客さまの出入りなどがクレームになる場合があるためです。

ラーメンプロデューサー
国際ラーメン協会代表

1969年神奈川県生まれ。ゴルフ場運営の修業を経て、1996年、27歳の時に父親の経営するゴルフ場の社長に就任。200億円の負債を抱えるも、多くの人に助けられながら負債を帳消しにし、10年間の社長生活を終える。その後、ゴルフ場で人気だった「ラーメン」に注目。開業を目指し、スープや麺の研究を始め、メーカーからの製品化を果たす。2010年に東京に開業。その後、直営店を15店舗まで拡大後、15店舗を無償で譲渡。2014年にラーメンプロデューサーとして活動を開始。現在、毎月100件以上の依頼が殺到し、プロデュース実績は400店以上。出店場所設定からオープンまでをワンストップでサポートするほか、海外出店のサポートも行う。

著者紹介

連載飲食の経験・知識ゼロでもできる!「ラーメン店投資家」になって稼ぐ方法

誰も知らなかった ラーメン店投資家になって成功する方法

誰も知らなかった ラーメン店投資家になって成功する方法

藏本 猛Jr

合同フォレスト

飲食の経験・知識ゼロでもできる!400店以上を成功させたプロデューサーが指南する、ラーメンを作らずに、ラーメン店オーナーになって稼ぐ方法!

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