「脱サラしてラーメン店を始める」はもう古い⁉
ラーメン店を始めるというと、ほとんどの方は脱サラしてラーメン店の店長となり、自ら厨房で調理すると同時にお店の経営を行う、というイメージを思い浮かべるでしょう。
これは当然です。ほとんどの方が「ラーメン店に投資する」というビジネスモデルを知らないからです。
しかし、自らがお店の厨房に入ってしまうと、日々調理に追われて忙しくなり、お店を広げることができなくなります。それでは店舗を増やしてスケールメリットを得るということが難しくなってしまいます。
それどころか、毎日調理に追われてお店に縛られてしまい、他のことは何もできなくなってしまいます。
これでは、他に本業を持っている人がサイドビジネスとして手を出すことができません。
そこでラーメン店のオーナーになるのですよ、とお話しすると、少し詳しい人であれば「ああ、どこかのフランチャイズに加盟するんだな」と考えます。
しかし、それも違います。それでは利益率が下がり、あまりおいしい投資ではなくなってしまいます。
私がお勧めしているのは、自らがフランチャイザーになるというものです。もし、自分で厨房に入ってお店を切り盛りした場合は、繁盛すれば月収100万円ほどは得られるかもしれません。
しかし、それならば30万円くらいで店長を雇い、自分はオーナーとして50~60万円ほど得るほうが断然効率が良くないですか?
この方法ならば、自分の時間はまったく拘束されませんから、他の仕事をしてもよいですし、新たな店舗の計画もじっくりと練ることもできます。さらに3店舗に広げれば、黙っていても毎月100万円以上の収入を得られるのです。
一昔前に、脱サラしてラーメン店を始めることがはやりましたが、あれは自ら厨房に立っても、会社員時代の給料よりは稼げる、30万円前後の月給だった人が100万円ほどの収入を得られるという夢があったためです。
もちろんその方法でも構わないのですが、正直朝から晩まで働いて100万円よりは、3店舗のオーナーになって毎月100万円を得たほうが、自分の時間をより有効に活用できます。
もしあなたが、自らラーメン店の店長として開業するためにすでに何冊かの本を購入していたとしたら、本記事によって選択肢が増えたことになります。他の類書には自らお店を切り盛りする方法しか書かれていません。「投資」という考えがありません。
もちろん、自分のラーメンを作りたい、自分の味を極めたいという道を進むことも格好良いと思います。
しかし、それがたまたまラーメン店投資という選択肢を知らなかったための選択であれば、再考されるとよいでしょう。
賃貸業のような空き室リスクによる「持ち出し」がない
ラーメン店を自ら店長となって切り盛りするよりも、フランチャイザーとなって投資するほうが儲かるという話をしました。
そこで、ラーメン店投資が儲かる理由を整理しておきましょう。
①ラーメン店投資ではどこかのフランチャイズに加盟するのではなく、自らがフランチャイザーとなるため、本部にロイヤリティーを支払う必要がない。
②オーナーとなれば自らは時間と場所に縛られることがないため、2店舗目、3店舗目といくらでも増やしていくことができる。
③株のように暴落することがなく、FXのように為替差損を被ることもないため、お店が営業している限り、定期的に収益を得ることができる。
④投資としてはリターン率20%と高いことが特長。株式投資やFXでこれだけのリターンを安定して出すことは難しい。
⑤不動産投資ほど大きな資金を必要とせず、経済状況や地域環境の変化により地価が暴落することもない。
⑥賃貸業のような空き室リスクによる持ち出しがない。
⑦増え続けているインバウンド効果の恩恵を得られる。
このように、儲けられる理由がいくつも揃っているため、昨今では外国人もラーメン店投資に注目し始めています。