家業を継ぐ年収500万円の会社員が、不動産投資を始めたワケ

不動産を中心に総合的な資産形成の提案を行っている、株式会社アップルハウス代表取締役の鈴木優平氏が、家業を継ぐ予定のある会社員が区分マンション投資を始めた事例を紹介します。

家業を継ぐ予定だが、今後の資産形成が不安

今回紹介するF様は、当初、不動産投資にはいい印象を抱いていなかったそうです。

 

「『マンションを買いませんか?』という怪しい電話を受けることが多かったので、なんとなく不動産投資は怪しいと思っていました」

 

といっていたF様ですが、結果としては、若くして不動産投資を始めました。なぜ、そのような決断に至ったのか、見ていきましょう。

 

[F様のプロフィール]

年齢:32歳(当時)

性別:男性

未婚/既婚:未婚

職業:医療専門商社

年収:500万円

金融資産:200万円

 

F様の不動産投資に対する認識に転機が訪れたのは、事業承継が決まったとき。父親の事業を、将来的に継いでほしいといわれたそうです。F様は、家業を継ぐこと自体には抵抗を感じていなかったといいます。

 

ただひとつ、懸念点があったそうです。それは経済的な安定性。現在の勤務先の経営は非常に安定していて、将来も安心して働ける職場とのこと。そこを離れるということは、資産形成の道筋が不透明になってしまうとF様はいいます。

 

決して安定とはいえない家業にプラスして、安定した収入を得られる方法はないか模索し始めたところ、1つの選択肢として、不動産投資が浮上したそうです。

不安定な収入を補うための「区分マンション投資」

筆者との出会いは、共通の知人の紹介でした。

 

「友人の紹介ということもあり、リラックスして会うことができました。不動産投資に対して初心者なので、色々なことを聞きましたが、それに対してきちんと答えてもらい、電話で勧誘を受けたようなしつこさもなく、信頼できると感じました」

 

不動産投資は買って終わりではなく、そこからスタートを切るといっても過言ではありません。そのため、信頼できる不動産のプロと出会うことが、成功の第一歩となります。F様の場合も、まず大切にしたのは、信頼関係の構築です。不動産投資に対してほとんど知識がない状態だったので、基本的なことを伝えたうえで、F様にとってどのような不動産投資が適しているのか、目的は何なのか、明確にしていったのです。

 

F様が不動産投資に興味を持ったのは、大きく2つの理由から。ひとつは「マンション経営を通じて、経営者としての勉強をしたい」ということ、もうひとつが「家業を継いだ際に、不安定になる収入を安定させたい」ということでした。

 

「実際に家業を継ぐのは、もう少し先の話になります。会社員のうちに“経営”をきちんと学びたいと考えたのですが、座学の知識では心もとないと感じていました。副業として、経営に携われる手段はないものか探していたところ、マンション経営がひとつの候補に浮上してきたんです」

 

不動産投資は経済の影響を受けにくく、安定した収益が見込める投資手法です。また、融資の際には、銀行も融資する価値のある不動産かどうかを判断します。つまり、金融機関も一緒になって投資判断をしてくれるともいえます。

 

さらに不動産投資のなかでも、区分マンションへの投資は、ほとんど時間を取られることもなく、他人資本を活用して行えるメリットがあります。「マンション経営」というとおり、投資家は「社長」であり、不動産が「社員」として働き、「稼いでくれる」イメージです。経営を学びながら、安定した家賃収入も得られる点は、会社員の副業としても適しており、F様の要望と非常にマッチしているといえました。

 

一方で、区分マンションの投資にもリスクはあります。想定していた家賃が入り続けるという保証はありません。修繕費用など、突発的な出費が発生することもありえます。資産価値が低下し、想定以下の売却益しか得られないことも考えられます。このようなリスクをF様はきちんと把握し、許容できるリスクの範囲で、下記のような物件を購入するに至りました。

 

[F様が購入した物件]

●物件価格:2280万円

●借入金:2270万円

●借入年数:35年

●金利:1.9%

●最寄駅:JR京浜東北線「川崎」駅徒歩8分

●専有面積:20.00m2

●間取:1K

●築年数:5年

●賃料:90000円/月

 

F様の現在の年収を考え、まずは中古の区分マンション投資からのスタートでした。最寄りの川崎駅周辺は交通・生活の利便性がよく、入居者ニーズの高さから空室リスクが低いエリアです。不動産投資が初めてのF様でも、安心できる環境といえるでしょう。該当の物件は、今のところ特にトラブルもなく、安定した収益をあげています。

 

 まとめ 

会社員は融資の面で信用力があり、審査が通りやすいというメリットがあります。一方、自営業だと審査が通りにくい一面があるのです。F様は、これから年収が増えていくことも加味して、会社員のうちに少しずつ買い増していこうと考えています。

 

「この先、家業を継いだり、結婚をしたりと、色々なイベントがあると思う。そのようなことに備えて、きちんと資産を形成していきたい」

 

とF様。然るべき目的から逆算をして、明確な投資スケジュールを立てています。

株式会社アップルハウス/株式会社calf/株式会社Approom 代表取締役

1983年生まれ、千葉県出身。

大手不動産会社に入社し、新卒記録、マネージャー最短昇進を記録、丸10年間勤め、業界の歪みを変えるべく、投資不動産+αでお客様の将来に必要にコンサル提案ができる会社を創るべく起業。現在は都内投資不動産以外にも保険、投資信託もパートナーとアライアンスを組み、総合的な資産運用を紹介。

またお金のパーソナルトレーナーとして個人や企業へ資産運用のトレーニングも行っている。

著者紹介

連載事例から学ぶ「不動産投資の極意」

本連載は、株式会社エワルエージェントが運営するウェブサイト「Estate Luv(エステートラブ)」の記事を再編集したものです。今回の転載記事はこちら

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