今週の見通し…悪材料出尽くし感で想定通りの反発
下値固め完了での切り返しで、総合指数は8200ペソまで強い
年度決算の発表が集中するなか、総合指数は想定通りの反発となった。
反転ラインは7700ペソをちょっと割った水準で、3本足では黄金比、基準線、そして下雲が集まったところ。ガチガチの下値になりやすい株価だ。
このシナリオ通りの反発はブルーチップ銘柄(米国株式市場で取引される優良株式銘柄)の好業績に加え、外人投資家の積極的な買い姿勢があったため。中央銀行によると2月の外人買いは大幅な買い越しになり、現在もその傾向は続いているとの見方が強い。
米中貿易交渉などいくつかの懸念される海外要因はあるものの、年初来の下げで、悪材料はほぼ織り込んだと見られ、ここから8200ペソ乗せまでは強気で臨みたい。
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今週の注目銘柄/DMC…調整に一服感で買いのチャンス
DMCI Holdings, Inc. (DMC)
【投資力データ】
【銘柄概要】
総合建設・インフラ建設に強みを発揮するゼネコン。不動産開発と石炭の採掘も手掛ける。関連でセメントなども製造。
【注目材料】
今年、記録的な数のプロジェクトを立ち上げる予定。その大部分は、マニラ首都圏の中高層マンション開発で、Pasig CityのPrismaとFairlane Residences、ParañaqueCityのCalathea PlaceとThe Atherton、Quezon CityのThe CelandineとInfina Towersなど。これにより、今後数年間は順調な利益成長が確実視される。
【投資戦略】
昨秋から調整相場に入っていた(チャートは週足)が、調整一巡感が台頭。調整により妥当株価倍(PVR)の割安感が強まる。仕掛けどころといえる。
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