米有力誌が「最も投資に適した国」と評価したことで、世界の投資家から注目が集まっているフィリピン株式市場。本連載は、「フィリピン株.com」が提供するウィークリーレポートから一部転載し、フィリピン株式市場の最新情報を紹介する。

今週の見通し…8200ペソラインの攻防に注視 

PSEi(フィリピン総合指数)の一目均衡表の分析
 

今週は戻りの正念場。総合指数8200ペソ抜けを模索


先週は想定通りの大幅な反発となった。政策金利の据置きや好調な業績を背景に外国人買いが相場を押し上げた格好だ。

 

米中貿易交渉の行方は依然リスク要因となっているが、相場には織り込まれたとみられ、よほど激しい応酬に進展しなければ、今週も買いスタンスでいいだろう。


ただ、テクニカル的には、ここから売りの勢力が増す局面で、猪突猛進の買いは避けたい。とくに黄金分割の第2ゲートと上雲が重なる8200ペソラインの攻防は注意が必要だ。

 

急伸での抵抗ライン抜けは考えられないので、今週は前半の押し目買いがベストになる。急騰したときには利食い売りを先行させたい。
 

 

今週の注目銘柄/JFC…格付け星1つもPVRは1倍以下

Jollibee Foods Corporation(JFC)

 

【投資力データ】

Jollibee Foods Corporation(JFC)の投資力データ

【銘柄概要】

国内で断トツのファーストフードチェーン(ジョリビー)を運営。海外展開に積極的。連結売上高は4兆円を超える。

 

【注目材料】

2022年までに既存ブランドの拡充と買収の両方で8,000店舗体制を確立させる計画。18年末は4,512店舗であり、4年で倍増させる積極経営を推進。そのために今年の設備投資は172億ペソを投じる。18年の96億ペソの2倍にあたる。

 

【投資戦略】

投資力レーダーポイントは499。総合指数採用30銘柄平均を概ね上回る。株価格付けは☆だが、これはバリエーション的にやや割高のため。しかし妥当株価倍率(PVR)はまだ1倍以下で、成長性を加味すれが割安。今年に入り高値圏でのもみ合い(チャートは週足)となっているが、下値は岩盤で日柄調整一巡後は一段高へ進むパターンだ。

 

 

 

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