米有力誌が「最も投資に適した国」と評価したことで、世界の投資家から注目が集まっているフィリピン株式市場。本連載は、「フィリピン株.com」が提供するウィークリーレポートから一部転載し、フィリピン株式市場の最新情報を紹介する。

今週の見通し…反騰局面も上値の重い展開か⁉

 

今週は想定通りの反騰局面だが、日柄調整不足と海外要因から正念場​

 

国内のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は盤石だが、米中貿易交渉、欧州リスク、中国経済の行方、そして米国景気の動向など、海外に気がかりな要因が山積していることから、今週は上値の重い展開になる可能性が高い。

 

ただ、昨年大幅な売り越しとなった外国人投資家が年初来から買い姿勢を強めており、下値は限られる見通しだ。

 

テクニカルでの注目は下雲、フシ目1、基準線が揃っている7600ラインを維持できるか否か。可能性は低いものの、万一、ここを割り込むと、目先の下値支持ラインが日足のフシ目1である7350ポイントしかなくなるからだ。今週は大きな正念場となる。

今週の注目銘柄/MEG…PVRは激安。業績急拡大期へ

Megaworld Corporation(MEG)

 

【投資力データ】

 
 

【銘柄概要】

Alliance Global Group,Inc.(AGI)の不動産会社。子会社を通じて、不動産・ホテル事業を運営し、マーケティングサービスを提供する。

 

【注目材料】

世界最大級のワークスペース運営会社WeWorkと提携、シェアオフィス事業をホテルに適用し、客室のポートフォリオを大幅に向上させる計画。また、現在28の住宅タワーを建設中で、完成後は900億ペソの売り上げが期待できる。業績の劇的拡大期を迎える。

 

【投資戦略】

相場は順調な切上げ局面に入った。まだ妥当株価倍率(PVR)は0.2倍に過ぎず、極めて割安。投資力もバランスが取れており、ここは追撃買い妙味となる。

 

 

 

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