米有力誌が「最も投資に適した国」と評価したことで、世界の投資家から注目が集まっているフィリピン株式市場。本連載は、「フィリピン株.com」が提供するウィークリーレポートから一部転載し、フィリピン株式市場の最新情報を紹介する。

今週の見通し…安値買いを開始するタイミングか!?

 

今週は安値買いをスタートさせるタイミング。7600P割れから打診買いが入る見通しが高い

 

週末の米朝首脳会談の物別れが嫌気され、フィリピン総合指数(PSEi)は当面の下値抵抗線であった7743ポイントを割り込んで引けた。

 

ただこれは、市場の過剰反応ともいえる。前号で指摘したように、まだ日柄整理の途上で、そこに悪材料が出たに過ぎない。これにより市場はあく抜けする可能性が高い。

 

ICHIMOKU3本足によると7598Pの基準ラインがある。これはおそらく、がちがちの安値ライン。そこに接近していることから、今週は第一弾の買いを入れるタイミングになる。狙い目としては、やはりフィリピンの経済成長で利益貢献メリットの大きい大手持ち株会社になるだろう。

 

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今週の注目銘柄/AGI…PVRは激安。底値圏にあり

Alliance Global Group, Inc.(AGI)

 

【投資力データ】

 

【銘柄概要】

Megaworld、Travellers、GADC、Emperador、GERIの5つの事業セグメントを運営する有力コングロマリット。マクドナルドの展開も行う。

 

【注目材料】

インフラ部門であるInfracorp Development Inc.が、Fort Bonifacio Global CityとMetro Rail TransitのGuadalupe駅を結ぶ、全長2kmのスカイトレインと呼ばれるモノレールの建設計画を発表。承認が得られ次第、着工するという。慢性的な交通渋滞を緩和するものと期待される。

 

【投資戦略】

投資レーダーはほぼ主要30銘柄の平均並みだが、PVRが激安。極めて割安感が強い状況。相場は13-15phの往来相場で、底値圏にある。絶好の仕掛けどころといえる。

 

 

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