
日本型オペレーティングリースの仕組みやメリットについて詳しく検証している本連載。今回より、広義での「オペレーティングリース」を含めたオペレーティングリースの全体像の理解を深めるために、よくある疑問点についてQ&A方式で展開する。今回のテーマは「JOLCOとJOLの違い」について。
Q19. 購入選択権付日本型オペレーティングリース(JOLCO)と、購入選択権がない日本型オペレーティングリース(JOL)の違いは?
A19.購入選択権付日本型オペレーティングリースとは、レッシーがリース契約期間の途中でリース物件を購入できるという選択権(オプション)が付与された日本型オペレーティングリースの一種である。英語のJapanese Operating Lease with call optionを略して「JOLCO」とも呼ばれる。
これに対し、購入選択権がない日本型オペレーティングリースは「JOL」(Japanese Operating Lease)とも呼ばれる。
JOLでは、リース契約期間が満了し、営業者がリース物件の売却によって得た損益を匿名組合員に分配した時点で投資が完了する。
これに対しJOLCOでは、レッシーが購入選択権を行使した場合、その時点で投資が完了する可能性があり、購入選択権が行使されない場合はJOLと同様にリース物件の売却によって投資が完了する。
【参考】
オペレーティングリースとは?「日本型オペレーティングリース」の仕組み・使い方・メリット
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