業界のトップランナーたちのコンタクトリストを作成
③ 経営者・投資家100人にコンタクトする
100人の知人に起業の夢を語って手応えが出てきたら、次はメンターになってほしい経営者を探し、コンタクトリストを作成しましょう。メンターとは、先駆者や指導者、目標とする人物のことです。
いつかは超えたいと思える、業界のトップランナーたちを知り、コンタクトリストの中にリストアップしてみてください。コンタクトリストを作ると言っても、個人情報が公開されていない昨今ではなかなか難しいことです。以下にいくつかコツを述べます。
まず、起業の夢を語った100人の知人に、メンターにふさわしい人物を教えてもらったり、実際に会う方法を教えてもらったりしましょう。メンターになってほしい人物の多くは講演やセミナーで登壇しています。そのようなセミナーに参加して、名刺交換をお願いする方法もあります。中には自ら経営者のコミュニティーを主宰していたり、コミュニティーの中心人物になっていたりする人もいます。その場合には自分もそのコミュニティーに入れてもらい、その中で人を探しましょう。
コミュニティーで出会った人が、コミュニティー外の人や、別のコミュニティーを紹介してくれることもあります。起業して成功している人は、こうやって人脈を広げながら、同時にメンターも見つけているものです。
コンタクトリストが100人に達したら、彼らにスタートアップ支援をお願いするメールを送りましょう。メールの最初では必ず「突然メールを送る非礼」を詫び、続けて簡単な自己紹介を載せます。
メールを送る相手は、第一線で活躍する人たちです。一通一通のメールを、時間を掛けてしっかり読む暇はありません。ですので、ダラダラと言葉を連ねた長文メールではまずダメです。最初の部分でしっかりと相手の興味を惹き、続く本文も簡潔で読みやすく、そうでありながら相手の心をつかむ熱意があるメールでなければなりません。
難しいと思ったら、成功した起業家のインタビュー記事やエンジェル投資家の見つけ方など、先輩のアドバイスを参考にしましょう。こうした記事は、ビジネス系新聞のバックナンバーやWebマガジンなどにありますので、探してみてください。100通送って、1、2通のレスポンスがあれば大成功です。