<会社概要>
本社 香港中環皇后大道中18号新世界大廈30楼
設立年 1970年5月29日
上場年 1972年11月23日
決算期 6月
従業員数 45,000人
経営者 主席 鄭家純
[図表1]株価チャート
[図表2]企業情報
投資用不動産の再評価益が大幅に拡大し、増収増益に
香港と中国本土で不動産開発・投資、ホテル経営、小売、インフラ事業を展開。商業施設のリースも手がける。17年末現在、香港の土地ストックは1066万平方フィート。うち住宅向けが480万平方フィートを占める。グループ資産を再編。
03年1月、有料道路や電力などインフラ事業を新創建集団(659/HK)に集約した。中国本土の不動産開発は、傘下の新世界中国地産(旧917/HK)を通じて展開。16年8月に同子会社を全面買収し、非公開化している。小売事業では、新世界百貨中国(825/HK)を傘下に置く。
17年12月中間期は5%増収、160%増益。投資用不動産の再評価益が大幅に拡大する。香港で保有物件の価値が上昇する中、同評価益は前年同期比21倍の71億6790万香港ドルに膨らんだ。
ただ、同評価益や為替損益などを除いたコア利益は、前年同期比16.0%減の41億9860万香港ドルに下向いている。部門別では、小売、サービス(免税店、地下鉄など)で利益が縮小。部門利益はそれぞれ14.2%減の1億1630万香港ドル、47.7%減の4億2680万香港ドルに低迷している。うちサービス部門に関しては、17年3月に傘下の病院が営業を開始したことで初期コストがかさんだ。
一方、主力の不動産開発では部門利益が11%増の47億2640万香港ドルに伸びた。香港事業は苦戦したものの、中国本土事業で収益を拡大させている。成約ベースの販売額は、香港で51億香港ドル、本土で86億4000万人民元となり、年度目標を51%、54%ずつ消化した。
前年に比べ、売上高・純利益ともに減少
[図表3]連結業績
[図表4]資本構成図
[図表5]主要業務(売上比率%)
[写真]ニューワールド・センター
●発行済株式総数(百万株)
10,099.13(100)