<会社概要>
本社 香港金鐘道88号太古広場一座33楼
設立年 1816年
上場年 1959年4月14日
決算期 12月
従業員数 93,000人
経営者 主席 John Robert Slosar
[図表1]株価チャート
[図表2]企業情報
不動産を中核とする香港大手コングロマリット
不動産、航空、飲料、海洋サービス、各種商工業の5分野に多角化した多国籍コングロマリット。全従業員は8万2000人以上に上る。不動産のコアは12年に上場した太古地産(1972/HK)で、香港、中国、米国、英国で事業展開。航空のコアは国泰航空(キャセイ航空:293/HK)と香港飛機工程(HAECO:44/HK)、飲料ではコカ・コーラのボトリングパートナーである太古飲料が香港、台湾、中国12省市、米国西部を独占する。
海洋サービスはシンガポールを拠点に世界各地の油ガス開発をサポート。各種商工業ではアパレル、シューズ、自動車(VW、アルファロメオなど)、キャンベルスープの販売のほか、砂糖、塗料の製造など展開する。
17年12月期(本決算)は29%増収、170%増益。不動産部門が収益増をけん引する。香港、中国本土でのオフィスビル賃貸収入の増加などを追い風に、同部門のコア利益は11.0%増の64億300万香港ドルに伸びた。飲料部門も好調。米コカ・コーラ・カンパニーによる中国ボトリング事業の再編が17年4月に完了したことで、傘下の太古飲料がカバーする事業エリアが拡大した。同部門の売上高は84.9%増の340億6700万香港ドル、純利益は3倍の24億4100万香港ドルに膨らんでいる。
一方、航空部門は赤字計上を強いられた。競争激化などを背景とした国泰航空の赤字拡大が響いている。海洋サービス部門も22億3200万香港ドルの赤字を計上。船舶に絡む減損損失を計上したほか、船舶供給過剰に伴って船舶リース料が下落した。
前年に比べ、売上高・純利益ともに増加
[図表3]連結業績
[図表4]資本構成図
[図表5]主要業務(売上比率%)
[写真]拠点の「太古広場」
●発行済株式総数(百万株)
905.21(100)