<会社概要>
本社 香港徳輔道中83号
設立年 1952年12月5日
上場年 1972年6月20日
決算期 12月
従業員数 9,929人
経営者 董事長 錢果豊
[図表1]株価チャート
[図表2]企業情報
香港成人住民の半数に金融サービスを提供
経営規模は香港2位。域内で約250拠点を展開するなど、香港成人住民の半数に金融サービスを提供する。中国本土事業は1995年の広州支店開設から本格化し、上海、北京、福州へと経営範囲を拡大した。07年には、現地法人「恒生中国」も設立。現在は広東省および華南地区を中心とする20都市で、約50の拠点を持つに至る。04年には、福建省を基盤とする中堅行の興業銀行(601166/SH)に出資。ただ、15年5月までに2段階に分けて保有株をほぼ売却した。興業銀への出資比率は1%以下に低下している。
17年12月期(本決算)は23%増益。本業が堅調に推移する。純利息収入は10.4%増の245億7700万香港ドルに伸びた。増加率は前年の5.1%から加速。利付き資産や純利ざやの拡大が寄与している。純手数料収入も13.7%増の67億5500万香港ドルに拡大。香港の証券市場で商いが拡大する中、株式ディーリングやファンド販売にからむ手数料収入が力強い伸びを示した。
このほか、トレーディング収入は41.5%増の23億8400万香港ドルに膨らんでいる。引当金の減少も寄与。貸倒引当金とその他信用リスク引当金は20.6%減の10億4200万香港ドルに縮んだ。人件費の増加などで総営業費用も5.0%増えたが、増収率を下回る伸びに抑えた。一方、普通株Tier1比率は17年末時点で16.5%と、前年末の16.6%から0.1ポイント低下している。貸し出し増加によるリスク資産の拡大などが影響した。
前年に比べ、売上高・純利益ともに増加
[図表3]連結業績
[図表4]資本構成図
[図表5]主要業務(売上比率%)
[写真]本社
●発行済株式総数(百万株)
1,911.84(100)