不動産投資は、「新築RC一棟マンション」「20代・30代単身女性をターゲット」「城南エリア」で行うと、なぜ成功するのでしょうか。連載第1回目は、「新築RC一棟マンション」のメリットについて見ていきます。

不動産投資で、安定的かつ確実に高収益を上げるには?

本連載では、不動産投資で高利回りを実現する具体的なノウハウを、よりピンポイントな形で提示していきたいと思います。結論から述べれば、不動産投資で安定的かつ確実に高収益を上げるためには、以下の方程式を満たすことがベストの選択肢となるはずです。

 

すなわち、

①新築RC一棟マンションを

②20代30代単身女性をターゲットとして

③東京・城南エリアに

建てるのです。

 

以下では、この方程式が、不動産投資を成功に導くその理由や、それにしたがって実際に物件を運用する際の注意点などについて詳しく見ていきましょう。

 

魅力的な付加価値を与えやすい「新築RC物件」

具体的にはどのようなタイプの物件を選択すればよいのでしょうか。まずは、中古物件を購入するのか、それとも土地を購入して、その上に新築物件を建てるのかを決める必要があります。

 

筆者個人の見解としては、数々のリスクがあることから中古物件はお勧めしません。確認のため、それらを列挙しておきましょう。

 

①瑕疵担保責任を追及できない瑕疵が存在するおそれがある

②築年数の古さから、入居者に敬遠される危険性がある

③解体・建て替えの時期が近ければそのための費用が必要となる

④耐震性への懸念から売却しにくくなる可能性がある

⑤税制面でも不利である

⑥市場に出回る優良物件が少ない

 

一方、新築物件は、中古物件のもつこれらのリスクを免れています。すなわち、想定外のリフォームや大規模修繕などを強いられるようなことはないので、安定したキャッシュフローを確保できます。

 

また、入居者の募集をいわばまっさらな状態から行えるので、法外な立ち退き料を要求されるようなトラブルも(入居者を吟味することにより)予防することができるでしょう。

 

そのうえ、さらに、新築ならではのメリットが数多くあります。まず、自分自身で土地を購入し、建設に設計段階から参加していることから、地盤の状況はもちろん、基礎工事の中身、配管ルートの詳細など、物件の隅々まで把握することができます。

 

また、中古マンションや分譲マンションとは異なり、規格品とは違う自由な設計プランを立てることが可能となります。その結果、デザイン性や機能性の面で柔軟かつ創意に富んだアイデアを実現できるので、物件に魅力的な付加価値を与えやすくなる、つまりは他社物件との差別化を図りやすくなるはずです。

 

このようなメリットを考えると、まずは新築物件を前向きに検討してみることが望ましいといえるのではないでしょうか。

 

本連載は、2013年9月20日刊行の書籍『不動産投資は女性が選ぶ新築RCマンションで始めなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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