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家づくり成功のカギ・・・「建て主」と「建築業者」の信頼関係①

家づくりは、家族の人生にも大きな影響を及ぼす一大イベントです。しかし、こだわり抜いて建てた住まいであっても、完成して暮らしはじめてから後悔する人が少なくありません。そこで本連載では、理想の家をつくるために、「建て主」が果たすべき役割とは何かを説明します。

自分のことを「お客様」だと思い込む建て主

本連載では、知っておくと役立つ家づくりの注意点について、

 

①建て主、②要望書、③予算、④モデルハウス、⑤建築会社、⑥設計と施工、⑦機能性

 

とデザインの7項目に分けて解説します。

 

私はお客様のことを「建て主」と呼びます。建て主とは、建築工事における注文者のことです。

 

建築工事請負約款には、「注文者と請負者は互いに協力して契約の目的物を完成させる」と明記されています。ですが、注文者の多くは家づくりを一生に一度の大きな買い物と考えて、自分のことを「お客様」と思い込みます。確かに、数千万円ものお金を払うのですから当然の意識だと思います。しかし実はこの意識が、建て主にとっても非常にマイナスに作用します。

 

自分のことをお客様と勘違いした建て主は、「サービスを受ける」という意識がはたらいてしまい、建て主がやるべきことを見失い、建築業者を困らせることがあるからです。

建築工事の注文者は、お客様ではなく「責任者」

建築工事における注文者は、「お客様」ではなく「建て主」であるとともに「責任者」です。「建築主」の氏名を建築現場に表示しなければならないと、建築基準法にも定められています。それほど大きな責任を負っているのです。

 

こうした事情を踏まえて、家づくりを成功させるには、建て主と建築業者が信頼関係を結ぶことが大切ですが、信頼関係は一方的に生まれるのではなく、建て主と建築業者のそれぞれが自分の役割を果たすことで生まれます。

 

この話は次回に続きます。

株式会社ウェルダン 代表取締役社長
一級建築士 

昭和45年東京生まれ、中央大学法学部法律学科卒業。大学を卒業し他社に就職後に、父親の創業した一級建築士事務所で建設業者である株式会社ウェルダン(本社:東京都立川市)に入社。社長となってからも、施工物件の基本設計の多くを自ら手掛けるかたわら、大工や職人との打ち合わせに参加し、顧客の家づくりにとことん関わるスタイルを貫く。建て主のためならば時には利潤にこだわらずよりよい部材・仕様の変更にも踏み切るなど、社内・社外から信頼を得ている。

著者紹介

連載人生が変わる家づくり…理想のマイホームを実現する7つのポイント

本連載は、2018年6月3日刊行の書籍『人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム

人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム

兼坂 成一

幻冬舎メディアコンサルティング

一生に一度の家づくりで失敗したくない──マイホームを建てようとする人にとっては当然の願いです。家づくりは、家族の人生にも大きな影響を及ぼす一大イベントです。だからこそ、多くの人が間取りやデザイン、素材、設備など…

 

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