ビットコインは、株でいう「日経平均」に該当
先にも述べましたが、大事なところなので、ここで繰り返し仮想通貨取引のしくみについて解説しておきます。
まずビットコインは、株でいうところの日経平均に当たります。
ビットコインが強い時は、他の通貨も強い。
なので、どの仮想通貨の取引をするにも、ビットコインの動きだけは見ておかないといけません。自分が持っている、持っていないにかかわらず見ておかないといけない。
ビットコインが強いと、他の通貨、アルトコインも上がる傾向が強いからです。
ですのでビットコインが値上がり始めたところで、アルトコインの出遅れを買うというのもひとつのやり方です。
ビットコインの次に、時価総額の拡大しそうな有力候補は、イーサリアム、リップル、コインキャッシュの3つで、各方面から有力視されています。
株でいうところの新興株のような存在は、小型で有力視されているネムでしょう。未上場ならばCOMSA(コムサ)。
ネムはコインキャッシュでの流出事件が起こり(2018年1月)、現在は大幅に下落しています。しかし、ネムの仮想通貨としての利便性などの評価は高く、やはり有力視されています。
イーサリアム、リップル、コインキャッシュが、ビットコインの次の有力候補の3つと述べましたが、中でも私はイーサリアムを有力視しているので、4章実践編のチャート分析のページでも入れました。
場合によっては大化けするもしれないという期待が出ているのが、ネム(単位はXEM、ゼム)です。ネムのスペルは、ニュー・エコノミー・ムーブメントの略(NEM)です。
値動きが早く、短期で結果が決まるデジタルコイン投資
皆さん、実際にビットコインの投資を始めるとおわかりになりますが、株式投資が普通の車だとすると、デジタルコインの投資はスピードカーです。
まさにF1クラスのスピードでめまぐるしく目の前の景色(チャート)が変化します。
値動きの速度が半端ではありません。株式投資と比べると、時速80キロ対200キロぐらいの差があります。
値動きのスピードが激しいので、そのぶん短期で勝負が決まります。
株式投資では半年、あるいは1年かかった投資結果が、数ヵ月、あるいは数週間、数日で決着する場合もあります。
1日で、状況は刻々と変わります。