ビットコインのFX取引は「上級者向き」
ちなみにビットコインのFX取引は、どうでしょうか。
これは清算取引(※)で最も激しい投資なので、上級者向きです。初心者や経験の浅い方々には本書ではおすすめしません。
※ 清算取引(せいさんとりひき)・・・現金や現物の受け渡しはしないで、一定期間に反対売買を行い、生じた損益を差金で決済する取引のこと
ビットフライヤーではレバレッジが最大25倍まで使えます。100万円預けると2500万円までビットコインを買うことができます。
ただFXは清算取引なので買ったら必ず最後は売らないといけません。その逆に、売った場合は後に必ず買い戻さなくてはなりません。株の信用取引との違いは期限がないことです。
極端なことをいえば、保証金さえ持っていれば永遠に所持したままでもいいのです。ただし、買って下がった場合、あるいは売って上がった場合は、損失額が保証金を突破すると自動的に損切りされます。
FXは保証金を入れている範囲内でしか取引することができません。例えば100万円を預けて2500万円分のレバレッジで買った場合は、4%下がれば1000万円の損失なので、もうそこで損切りされてしまいます。
繰り返しますが、FXは一番厳しい取引です。
負けたらすぐ切られてしまう。マージャンでいえば、一局ずつ勝ち負けが決まる勝負です。それがFX。しかしレバレッジも効くので、腕に自信がある人は儲かる可能性を秘めています。
「現物」と「FX」の両方の動きを見ながら取引
2017年10月頃から年末にかけ、ビットコインのFX取引は急上昇しました。
私は現物の買いを10月から始め、すぐ現物を担保にFXを始めて、約1ヵ月間、株のチャート分析を活用して売り買いし、利益を出すことができました。
私のビットコインの取引は、現物とFXの両方の動きを見ながらやります。
両方の値段に乖離があるためです。FXの価格の動きのほうに、現物よりも先行性があるように見えます。
ビットコインの現物を買い、値上がりしたら引きつけて売らない。それを担保にFXで日々勝負する。これが私の実践パターンです。