主力投資先として「高配当株」がオススメといえる理由

今回は、主力投資先として「高配当株」がオススメといえる理由を見ていきます。※本連載では、株式会社リーブル代表取締役・坂本彰氏の著書、『60歳から10万円で始める高配当株投資術』(あさ出版)より一部を抜粋し、高配当株狙いの投資における、有望銘柄の見極め方を紹介していきます。

下落しても「配当利回りが上がる」という利点を持つ

株式市場に上場している企業は、成長株や市況関連株など、いくつかのタイプに分類されます。

 

そのなかで私は、「高配当株」という種類の株を主力投資先としてオススメしています。

 

高配当株とは、文字どおり、株価に対する配当金をもらえる割合が高い株のことです。

 

株価が好調な時と下落基調の時とで配当利回りが常に変動するため、何%以上が高配当株だという明確な基準はありませんが、配当利回りが3%を超えていれば、高配当株だと判断してよいでしょう。配当利回りの計算方法は下のとおりです。

 

<配当利回りの計算法>

 

私は高配当株が好きで、多くの会社の高配当株を保有しています。

 

その理由は、高配当株の株価が比較的安定していることにあります。

 

株価が1000円、配当金が30円、配当利回り3%のA社があるとします。

 

株を保有した後、順調に株価が上昇するのが理想ではありますが、残念ながら株価が下落することもあります。

 

仮に、一時的な急落によって株価が750円まで下がった場合、1株につき250円の含み損となります。大変ショックなことです。

 

しかし利回りに目を向けると、配当利回りが4%に上昇することがわかります。これが一つの買い材料となり、株価が反発していくのです。

 

他のタイプの株では、「株価下落」は暗い話題でしかありません。しかし、高配当株では、配当利回りが上がるというプラス材料を伴うのです。

 

続いて、リーマンショック級に株価が暴落した場合を考えてみましょう。

 

先ほどのA社の株価が600円まで下がった場合、含み損は40%になります。これは相当な損失ですが、配当利回りは5%まで上昇するのです。

 

高配当株は、高い配当利回りが一つの好材料となり、株価が反発しやすいため、高い配当利回りが株価下落のブレーキ役を果たすという特徴があります。

低リスクで安定しているほか「増配」の可能性も

また、保有している会社の業績がいいと、今まで予想していた配当金よりも高くなると発表されることがあります。これを「増配」といいます。

 

株式投資は定期預金や国債と違いリスクはありますが、あらかじめ決められた利回りはありません。そのため、会社が儲かった場合、配当金を多くもらえるのです。

 

さらに「増配」というニュースが、株価上昇効果を生みます。

 

最近、企業の内部留保(家計の貯金に該当するもの)に対して課税してはどうかと議論が出ていますが、これが実現すれば利益を株主に還元するきっかけになると考えられます。

 

リスク回避して株式投資をしていないと、資産が減ることこそありませんが、こうした増配などのような収入もないということです。株式投資をしている人と比べると、相対的に資産は大幅減少しているとも考えられます。

 

過去の業績が安定している会社は、株価に安定感があり、これからも利益をもたらしてくれる可能性が高いです。

 

とくに高配当株投資は、比較的リスクが低いにもかかわらず、「配当金」「株価上昇」という2つの収益をもたらしてくれるうえに、増配の可能性も持っています。

 

過去の業績が安定している会社は、株価に安定感がありますし、これからも利益をもたらしてくれる可能性が高いです。

 

60歳からの株式投資の目的は着実に資産を増やすこと。

 

高配当株は、まさにそのスタイルに適しています。

 

リスクは比較的低いにもかかわらず、「配当金」と「株価上昇」という2つの収益をもたらしてくれる高配当株を保有対象に選ぶのが効果的なのです。

 

【図表】株価が下がると配当利回りが上がる

株式会社リーブル 代表取締役

サラリーマン時代に始めた株式投資から多くの成功と失敗を経験し、株で勝つための独自ルールを作りあげる。2009年10月、130万円だった株式資産は2017年10月に9000万円を突破。定期預金等を合わせた資産は1億円超となっている。
2012年、投資助言・代理を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供するかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。前職はラーメン屋という異色の経歴。
メールマガジン「日本株投資家『坂本彰』公式メールマガジン」は2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数約3万人。
『BIG tomorrow』『SPA!』などといった雑誌等のメディアでも紹介多数。著書に、発売3か月で5刷となった『10万円から始める「高配当株」投資術』(あさ出版)などがある。
日本証券アナリスト協会検定会員候補。

著者紹介

連載60歳からの「高配当株」投資術~有望銘柄の見極め方

本連載は、2017年12月13日刊行の書籍『60歳から10万円で始める高配当株投資術』(あさ出版)から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

60歳から10万円で始める高配当株投資術

60歳から10万円で始める高配当株投資術

坂本 彰

あさ出版

60歳からでも確実に資産を増やす「29の極意」とは? 著者自身の経験やアドバイスしてきた方の声をもとに、「高配当株」を利用した株式投資法を一挙紹介。 「買ってはいけない株・買ってはいけない投資信託」の見つけ方などに…

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