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賃貸物件の設計・・・角部屋を意識したプランニングが有効な理由

前回は、不動産賃貸業の法人化を相続対策として活用する方法を取り上げました。今回は、賃貸物件のプランニングとして「角部屋」にこだわるべき理由を見ていきます。

南向きにこだわると「羊羹型」のよくある間取りに

マンションやアパートのプランには、ひとつの神話がある。

 

「窓は南向きで、陽当たり良好の部屋ほど人気がある」というものだ。東向きの部屋はまだいいが、西向きは夏に西日がきついから人気が低い。北向きは論外というのだ。

 

しかし、単身者向けのマンション・アパート経営をやってきた私は、こうした神話を真っ向から否定してきた。そのおかげで土地の入手からはじめる賃貸マンション・アパートのプランニングでは、かなり自由がきくようになってきた。

 

とにかく南向きの窓のある部屋を多くつくろうとすると、どうしても敷地の形状が決まってくる。道を北側に背負った細長い土地だ。ここに南向きの窓をもった1LDKをつくろうとすると、だれがやってもほとんど同じ間取りになる。いわゆる羊羹型の間取りだ。隣室とは壁1枚になるので騒音面ではあまり快適とはいえないし、北側にむき出しの通路は風雨にさらされ、入居者も快適ではない。

「角部屋」を意識した設計で、多くの問題が解決

こうした羊羹型間取りの欠点は、すべて「南向きがベスト」という神話からきている。これにこだわらず、人のやらないようなプランニングをしたら多くの問題が解決したのだ。

 

それは前にも述べたように角部屋を意識したプランニングだ。こうするとどんな敷地にも無理なく各部屋を配置することができる。南向きにこだわらず、その敷地の形に合わせて部屋を配置していくと、隣室同士の境界も、うまく水回りがきたり、収納スペースをはさむかたちになったりと各部屋の遮音性が高まる場合もあって驚く。

 

また角部屋を意識してプランニングをすると、自然に共用部分、つまり廊下や階段は建物の内部にくる。当然暗くなるが、いまはLED照明が安価につかえるので、24時間つけっぱなしにしておいても電気代は以前とそんなにかわらない。そのうえ風雨にさらされることがなくなるので、修繕や清掃の手間が減った。

株式会社町田工務店 代表取締役社長

大阪市出身。高校卒業後、父親が創設した町田工務店に入社。昼間は現場で働き、夜は夜間の大学に通い建築を勉強しながら、一級建築士の資格を取得。平成3年町田工務店の社長に就任した際に、パートナーや回りの人たちの大切さを実感。以来、実際に住まわれるお客様の顔が見える仕事を一層大事にし、そんなお客様に喜んでいただけることを日々の仕事の励みや喜び、やりがいとする。
安心安全はあたりまえ。「大切な家族を育む家づくり」「人と地球にやさしい家づくり」「次世代へ引き継ぐ家づくり」。そんな『こだわりの暮らし』を追求する。

著者紹介

連載工務店社長が伝授! 「ネット集客」で勝つ収益物件づくり

本連載は、2017年5月刊行の書籍『年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀

年収400万円でも大家さんになれる 工務店社長が教える5つの流儀

町田 泰次

幻冬舎メディアコンサルティング

資産形成の方法として特に不動産投資は安定性もあり人気だ。 だが、ハードルが高く手が出ない・・・ 特にサラリーマンなどは、失敗もできないため二の足を踏む人も多いだろう。 本作はそんな、サラリーマンにこそ知って欲し…

 

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