2017年12月に取扱い開始。2.8%の金利で注目集める
近年、日本の富裕層・投資家の関心が大きく高まっている海外不動産投資だが、基本的にキャッシュ(現金)での購入が主流になっている。不動産投資においては、手元資金が十分にあっても、多少なりともローン(融資)を活用し、レバレッジを効かせたいという方も多い。しかし、海外不動産を担保にしたローンは、国内の銀行や金融機関での取扱いがほとんどなく、海外現地の銀行等から融資を引ける場合を除き、「海外不動産はキャッシュで買うもの」ということが半ば常識化していた。
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これを覆したのが、2017年12月8日、西京銀行が取扱いを始めた「海外不動産担保ローン」だ。この新型ローン商品は、株式会社日本保証が保証業務を受け持ち、文字どおり、海外不動産を担保にした融資が受けられる。特筆すべきは2.8%という金利設定で、これにより、海外不動産を活用した「レバレッジ投資」の道が本格的に開かれることになった。
ただ、この「海外不動産担保ローン」は、米国ハワイ州の不動産のみが対象で、その範囲拡大の行方が注目されていた。そして、この3月13日、新たに対象となったのは、米国テキサス州の不動産。近年、日本人による不動産投資が盛んな地域のひとつであり、これにより、本ローンの利用を検討する人も飛躍的に増えることが予想される。
ローンは円建てで、融資金額は5億円以内
西京銀行の「海外不動産担保ローン」の詳細はこちらの記事も参照いただきたいが、概要は下記のとおりである(株式会社日本保証のニュースリリースより)。
(1) 商品名 海外不動産担保ローン
(2) 借入形式 証書貸付
(3) 融資金額 100万円以上 5 億円以内(1万円単位)※円建て
(4) 契約期間 1年以上20年以内(1年単位)
(5) 借入利率 年 2.80%(保証料含む)
(6) 返済方式 元利均等毎月返済
※その他、利用にあたっていくつかの条件あり。
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気になるのは今後の展開だが、ネバダ州、カリフォルニア州の不動産についても、対象として拡大の動きがある模様だ。新たな情報を入手次第、本メディアでも取り上げていきたい。
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