文法は「知識」、リスニング力は「技術」
あまり意識されないことですが、テストで点を取るためには「知識」だけでなく「技術」が必要です。
例えば英単語や熟語、文法などは覚えるべき「知識」です。一方で、英文をすばやく読む、リスニングで音を聞き取るというのは「技術」です。数学でも、公式や概念の理解は「知識」ですが、計算をすばやく正確に行うのは「技術」に当たります。では、その「技術」を身に付けるためには何をすればよいのでしょうか。なにも難しいことはありません。その答えはとてもシンプル。練習です。
「技術」は練習することで身に付き、磨かれる
授業をいくら聞いても、それだけでは技術は身に付きません。正しい練習方法が分かったら、練習をすること。それが技術を身に付ける方法です。
私たちの運営する予備校には、開校当初から“practice room”という英語の音読練習のためだけの「音読専用自習室」が設けられています。ふつう、自習室では声を出すことは禁止されていますが、英語を身に付けるためには声を出して文を読む音読が必須です。トレーニングを行う場所を設けることで、「技術」の習得を意識してもらっています。
特別な部屋が必要だということではありません。大切なのは、知識だけでは十分ではないということ。練習によって、技術を磨く必要があるのだということです。