今回は、4つの業者を使い分ける理由を見ていきます。※本連載では、カリスマFXトレーダ-・ぶせな氏の著書『最強のFX1分足スキャルピング』(日本実業出版社)より一部を抜粋し、数秒から数分でトレードを繰り返す投資手法「スキャルピング」の基本を解説していきます。

使うソフトはMT4でも、「発注」を行なう業者は別

チャートソフトはMT4を使いますが、実際に発注を行なう業者は、MT4ではありません。MT4はデモ口座で十分だとお伝えしましたが、別の業者に注文するためです。

 

なぜMT4で注文をしないかというと、MT4はスキャルピング向きではないからです。スキャルピングの注文で重要な点は3つあります。それは「スプレッド」「スリッページ」「約定スピード」です。MT4を採用していない国内の大手業者なら、この3つを満たしている業者は多くあります。ただし、万人に完璧な業者はないので、たくさん口座を開いて使いこなし、比較してみるといいでしょう。

 

本連載では、業者を細かく比較することはしません。現時点で、私が使っている業者のみ紹介します。次の4つの業者です。

 

●ヒロセ通商

●JFX

●SBIFX

●トレイダーズ証券

スプレッドが拡大していない業者を選んでエントリー

私はこの4業者を状況に応じて使い分けています。ポイントは、スプレッドの拡大です。経済指標時や高安値ブレイク時は、スプレッドが一時的に開くことがよくあるのですが、開くタイミングが業者により異なります。

 

たとえば、A業者が一時的にスプレッドが拡大しているとき、それを知らずにエントリーすると、スプレッド拡大分は損失となります。一方、B業者ではその間スプレッドは拡大していないときがあります。経済指標は、あらかじめ何時何分に発表などと時間がわかっていますが、高安値ブレイクは業者によってタイミングが異なったりするため、スプレッドの扱いが異なります。ここが差になってくるのです。

 

スキャルピングは数pipsを取るやり方なので、スプレッドが広いと勝てるものも勝てなくなります。スプレッドが拡大していない業者を選んでエントリーすることも重要になります。エントリーのたびに、「スプレッドをチェックするなんてできない」と感じる人もいるでしょう。でも、安心してください。このようなときに拡大する、という業者の癖はわかりやすく、やがて気にならないようになります。まず、これから紹介するトレードルールを参考にし、スキャルピングを試してみてください。

 

また、1分足スキャルピングのコツをつかむまでは、発注もデモ口座で試してみることをおすすめします。先ほどの4つの業者の中にもデモ口座を用意しているところがあります。自信がつくまでは、まずはデモトレードでスキルを磨いていってください。

本連載は、ぶせな氏の著書『最強のFX 1分足スキャルピング』(日本実業出版社)から一部を抜粋したものです。掲載している情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自分の判断で行ってください。本連載を利用したことによるいかなる損害などについても、著者、版元、および幻冬舎グループはその責を負いません。

最強のFX 1分足スキャルピング

最強のFX 1分足スキャルピング

ぶせな

日本実業出版社

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