マーケティング戦略に「説得力」を持たせる
前回の続きです。
「誰に」、「何を」、「どのように」売るのかをまとめるとともに、売上金の回収方法を確認します。これまで考えてきた、販売方法、どうしてその方法を選択するのか、勝算はあるのかといったマーケティング戦略について、説得力が出るようにしましょう。
この際に売上金の回収条件も記載することが必要です。資金繰りを考えるうえでも、金融機関が資金使途を見る際にも、重要になってくる箇所です。
たとえば、飲食店ですべての売上が現金払いだとしたら、売掛金が発生しないため資金繰りは円滑に進むことになります。一方、売上の半分がクレジットカード決済だとしたら、売上金の入金までカード会社の締日で15日~1ヶ月掛かることになります。
事業計画書を書くにあたり、現金回収とそれ以外の回収方法の割合がどれくらいになるか、売掛金が発生する場合は何日締めの何日払いになるのか確認しておきましょう。交渉しだいで資金繰りにゆとりをもたせることもできるので、意識しておきましょう。
最も重要なのは売上の見込みです。
なぜなら「利益の源泉は売上の中にしか存在しないからです」。会社はキャッシュという血液がなければ、事業を継続していくことはできません。
マーケティング戦略の確認事項とその具体例
●マーケティング戦略で確認すること
[図表1]
[図表2]
[図表3]
●どうやって売るか?
集客チャネル(方法)を具体的に想定し、以下のシートに記入することでビジネスモデルや売り方を再検討します。
[図表4]集客明細シート